【国内】京都・妙満寺で13世紀の高麗仏画を発見[07/01]

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京都市左京区の妙満寺で、1294年に制作された高麗仏画「弥勒(みろく)大成仏経
(だいじょうぶつきょう)変相図」が見つかった。調査した京都国立博物館が30日、発表した。
10月10日から始まる同博物館の特別展「日蓮と法華の名宝」で初公開される。

仏画は絹本著色で、縦226.2センチ、横129.4センチ。妙満寺の蔵を調査したところ、 
箱に納められた状態で発見された。弥勒如来が説法する姿が繊細な表現で描かれ、画面下部には、
制作年や宮廷画家李晟(りせい)の名前が書かれた銘文がある。

同館の大原嘉豊(よしとよ)さんは「保存状態も良く、極めて貴重だ」と話している。

13世紀の高麗仏画は、大和文華館(奈良市)などに分蔵される1235〜36年の作品群と、
島津家旧蔵の1286年の作品が知られており、今回の仏画は制作年代が分かる高麗仏画として
はそれらに次いで古いという。

写真:今秋、京都国立博物館で公開される新発見された高麗仏画=30日午後、京都市東山区、
高橋一徳撮影今秋、京都国立博物館で公開される新発見された高麗仏画=30日午後、京都市東山区、
高橋一徳撮影

http://www.asahi.com/national/update/0630/images/OSK200906300112.jpg

(2009年7月1日9時12分 朝日新聞)

http://www.asahi.com/national/update/0630/OSK200906300111.html