【書籍】 日本が太平洋戦争で敗北した本当の理由〜『日本帝国はなぜ失敗したのか?』★2[06/26]

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1蚯蚓φ ★

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▲ 米海軍戦艦ミズーリ号艦上で開かれた降伏文書署名式©JP News
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▲ 沖繩に上陸する米軍©JP News

(前略)朝鮮は日本が狂気に染まった戦争を拡大すればするほど限りない収奪と動員の対象になっ
た。一時、日本に反旗を翻した朝鮮の知識人らは飛行機を作り空母を浮かべ、帝国を拡大していく
日本が永遠だと信じた。そのため、多くの知識人らは先頭に立って天皇のために入隊を促した。
村の所々に学徒兵や勤労挺身隊、慰安婦に引きずられて行かなかった家がないほど荒々しかった。
そのように引きずられて行った朝鮮人らは日本の敗戦後、戦場で捕虜として捕まった後、B級戦犯
として強制処刑にあった。

一時、韓半島を通じて、日本に流れた数多くの文化を思い出せば日帝植民地時代は恥辱の時代であ
った。そのため、戦争が終わった後、当然の話だが、私たちは憎しみと怒りが混ざったまま彼らの残
酷さを表わすことに注力しただけで、朝鮮を支配した物理力の実体、日本軍がどんな組織なのか冷静
に見ることはなかった。解放後54年が過ぎた今、私たちには日本軍といえば軍国主義と靖国、強制徴
用、徴兵記憶だけ残っただけで全てのものは封印された。

「日本帝国はなぜ失敗したのか?」という本は、私たちが無視していた日本軍の実体を赤裸々に見せる。

この本を読めば「朝鮮を押さえ込んで抑圧した日本軍が実はどれくらいとんでもない組織であったか」
を知ることが出来る。著者は太平洋戦争で日本軍が敗北しなければならなかった理由を6つの戦闘
を例にあげて体系的に説明している。米国と日本が激突した4つの主要戦闘(ミッドウェー海戦、ガダ
ルカナル作戦、レイテ海戦、沖縄戦闘)以外にソ連軍と正面対立した「ノモンハン事件」、博打に近かっ
た「インパール作戦」などがそれだ。この戦闘の実状を見れば、よく日本崩壊の主要因として議論され
る「原爆投下」と米日間の生産力の差が根本的な問題でないことが分かる。

著者は根本的に露日戦争後、日本軍は何の進歩もなかったという点が太平洋戦争の勝敗を分けた
と見る。決定的なのは日本軍組織が合理性でも失敗した戦闘に対する最小限の学習もなく、ひたすら
精神力だけ持って突撃した結果、無惨にそして無気力に戦闘で敗北して行ったというのだ。それなら
日本はなぜ露日戦争後、何の進歩をできなかったのだろうか。それには日本の早すぎた成功に原因
がある。(中略)

1984年に出版されたこの本は日本で100刷を超えて売れた。それだけ日本社会の反響が大きかった
ということだ。それから25年が流れた後、韓国でも出版された。日本軍組織を解剖したこの本が韓国
に紹介されるのにかくも長くかかった理由は、著者が数人なので複雑な権利関係もあったが私たちが
日本軍に対してそれだけ関心がなかったと見るのが率直な話であろう。

この本は見る人の観点により歴史の本になりうるし、組織の勝敗を論じた経営書と読むこともできる。
同書には単純に戦争が持った興味深い要素だけでなく、正しくなされた革新が可能な組織とは何か
に対する根本的な省察が入っている。何よりこの本は私たちのつらい記憶を引っかき回すのではなく、
私たちが知らなかった日本軍、日本帝国の粗雑な裏面を明らかにすることによってちゃんと考えてい
なかった当時の日本の実体が果たして何か、明確に知らせる本だ。

日本帝国はなぜ失敗したのか/野中郁次郎他5人著作、パク・チョルヒョン訳

キム・ヒョングン記者

ソース:(韓国語) 日、太平洋戦争で敗北した本当の理由[書評]日本帝国はなぜ失敗したのか?
http://www.jpnews.kr/sub_read.html?uid=691§ion=sc1§ion2=역사

前スレ:http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1246114364/
★1の立った時間:2009/06/27(土) 23:52:44