22日、ソウル江東区(カンドング)遁村(ドゥンチョン)1洞のウィレ小学校。2階の実験実習室で食生活
教育が行われている。
「ラーメンには30種類を超える食品添加物が入っている。なぜ添加物が入っているのか」。栄養教師
イ・ウンヨン氏が5年5組の児童29人に尋ねた。
水色のエプロンをしたソン・ジファン君が「おいしくするため」と答えた。隣の席のチョ・ヘインさんは「長い
あいだ保存できるように」という意見を述べた。
イ先生は「アイスクリーム一つに乳化剤・品質改良材・甘味料・着香料・安定剤など10種類ほどの
食品添加物が入る」と説明した。児童らは「あまりにも多い、これが全部入るの?」と反問した。
続いて食品添加物を一切使わないさつまいもアイスクリームを作った。児童はさつまいもをすりつぶし、
牛乳を入れ、生クリームを混ぜた。
チェ・シギョンさんは「母と家でピザを作ったことがある。今度アイスクリームも作ってみようと思う」と語った。
この学校が食生活教育を始めたのは昨年からだ。イ先生は1週間に平均9時間ずつ食生活関連授業
をする。イ先生は肥満を予防するため児童に2つのことを強調する。児童に栄養成分票で脂肪・たんぱく
質・炭水化物とナトリウムの含有量を必ず確認させる。
もう一つは食品構成の内訳だ。ピラミッド形式の食品構成塔を描き、児童に示した後、肥満児童に
炭水化物・脂肪・糖成分が入った食べ物が何かを知らせ、摂取を減らすよう勧告する。
担任教師イ・ヘジョン氏は「以前は肉類のおかずはすぐになくなり、キムチなどの野菜はいつも残ったが、
食生活教育を始めてからは児童の偏食が減った」と話した。
この学校のように栄養教師が食生活教育をする学校は珍しい。実科時間に担任教師が教育するのが
すべてだ。
この授業も中学1年の時に年間17時間に増え、高校生になれば12時間に減る。学校教育が不十分
であるため、YWCA・農山漁村広報戦略フォーラムなど民間団体やDoleコリアなどの企業が食生活
教育を行っている。
家庭でも食生活教育がますます減っている。独身世帯が増え、女性の経済活動参加が活発になり、
食卓教育が難しくなったからだ。
慶北(キョンブク)大食品栄養学科のイ・ヨンギョン教授チームが全国16小学校の保護者6003人に
アンケート調査をした結果、81.4%が「栄養教育が不十分」と答えた。(韓国食品栄養科学会誌、
06年)
児童に対する食生活教育は、成人になってからの慢性病にかかる危険を減らしてくれる。湖西(ホソ)
大食品栄養学科のチョン・ヘギョン教授は「食生活教育は肥満予防にも役立つ。朝食を取らない児童も
減らし、偏食を減らすのにも寄与するだろう」と語った。
チョン教授は「幼い頃から韓食が洋食よりもはるかに立派な健康食だという事実を体験した子どもたちは、
成長した後、肥満・高血圧・糖尿病にかかる危険が低くなる」と強調した。
政府も食生活教育の重要性を認識し始めている。5月には食生活教育支援法を公布した。11月
下旬に法令が制定されれば施行に入る。今年45億ウォンの予算が配分された。
農林水産食品部の朴玄出(パク・ヒョンチョル)食品産業政策室長は「食生活教育の教材を開発し、
農漁村食生活体験空間を指定しながら、食生活教育専門人材を養成する方針」と述べた。
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=117001&servcode=400§code=410 http://japanese.joins.com/upload/images/2009/06/20090623092719-1.jpg 【韓国】肥満増加−韓国>日本 朝食取らない−韓国>日本…食生活教育の差[06/23]
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1245710265/