馬・総統:中国に頼らず、新市場を開拓しよう 2009/06/11
馬英九・総統が、経済は中国大陸だけに頼らず、市場開拓が必要との見方を示した。
馬英九・総統は11日、中国青年起業協会総会の理事幹事、及び各県と市の理事長と会見した。
馬・総統は、過去一年間、中華民国政府は中国大陸との関係改善に努め、中国大陸との直接通航、通商、通信のいわゆる「大三通」を開放し、多くのビジネスチャンスを創出したが、
台湾の経済は中国大陸市場だけに頼ってはならず、ロシアやブラジルなどの新興国家の市場も将来の努力目標にすべきだと述べた。
馬・総統は、中国大陸の統一戦線や台湾に向けて配備されている千基以上のミサイルなどについて心配する人もいるが、中国大陸は別の角度から見ればチャンスでもあるとの見方を示した。
馬・総統は、台湾の輸出主導型経済が近い将来、転換する可能性は大きくないが、輸出市場は大きく変化する可能性が高いとしている。
欧米の市場関係者もブラジル、インド、ロシア、インドネシアなどの、人口が多く、消費力が強い新興市場に目を向けている今日、相対的に安く、品質のいい台湾の製品の、これらの市場への進出は有望だという。
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