「団体協約は労働者のたいまつ」
ソウル常用職支部闘争命令1号発動「10日にストライキ」
アン・ボヨン記者 coon@jinbo.net / 2009年06月04日19時35分
公共労組ソウル常用職支部が6月4日午後4時、ソウル市庁別館の前で「ストライキ宣言大会」を
開いてソウル市に「団体協約解止撤回と7.25暫定合意履行」を要求した。
http://www.newscham.net/data/news/photo/9/46585/IMG_3657.jpg ▲4日公共労組ソウル常用職支部は約千人の組合員の参加でソウル市庁別館前でストライキ
宣言大会を開いた。
ストライキ宣言大会には、ソウル常用職支部組合員をはじめ、イム・ソンギュ民主労総委員長、
イ・ヨンウォン公共労組委員長、民主労総の組合員と役員など約千人が参加し、徳寿宮の石垣道を
ぎっしり埋めた。
ソウル常用職支部のクク・スンジョン支部長は「ここに来るまでに多くの弾圧があったが、感謝する」
とし「労働者の基本権である団体協約をソウル市が解約した瞬間、私たちの闘争は正当性を持つ」
と話した。
ソウル常用職支部は市庁と25の区庁で、道路補修、下水道処理などの業務を担当する労働者が
組合員だ。彼らは労組設立後、区庁協議会と集団交渉をしてきたが、交渉権を委任して交渉委員
としてだけ参加していたソウル市が昨年12月 17日に使用者分離を通知、区庁協議会と去年7月25日
に合意した暫定合意案を廃棄し、対立が始まった。
結局、ソウル市は5月13日に団体協約を解約してソウル市とソウル常用職支部の労使対立はストライキ
局面に達した。
http://www.newscham.net/data/news/photo/9/46585/IMG_3607.jpg ▲クク・スンジョン支部長はこの日闘争1号命令'ストライキ宣言'を宣言した。
クク・スンジョン支部長は「1999年、市庁と区庁に雇用された常用職労働者は、境遇と不安な雇用状態は
同じなので共に労組を作り、これまで一緒にしてきた」とし「ソウル市が市庁と区庁労働者を分離しろとし、
団体協約まで解約したのはソウル常用職支部全体への弾圧」と強調、「常用職労働者の総団結で民主
労組を死守しよう」と話した。
ソウル常用職支部は「ソウル市の態度がソウルの25の区庁にも大きな影響力を及ぼすだろう」と予想し
「区庁所属の組合員も最後まで共に闘争する」と決意している。
ソウル常用職支部東部道路交通事業所支会のク・チェソ支会長は「団体協約は労働者が生きていける
ようにするたいまつであり、ぜひ死守しなければならない」と話し、イ・ヨンウォン公共労組委員長も
「公共労組もストライキ支援でなく、最後まで責任を持つ」と明らかにした。
http://www.newscham.net/data/news/photo/9/46585/IMG_3600.jpg http://www.newscham.net/data/news/photo/9/46585/IMG_3618.jpg ▲常用職支部組合員がストライキ情報誌を読んでいる。
ソウル常用職支部は団体協約解止についてのソウル市の前向きな態度変化がなければ、6月10日に
ストライキに突入する。この日、クク・スンジョン支部長はストライキのための闘争命令1号を伝えた。
一方、ソウル市は各区庁に対し、決意大会参加組合員に不利益を与えろという文書を送ったという。
労組は各区庁に属する組合員は支会別に団体協約に保障された教育時間の中で参加したので問題が
ないという立場だ。
ソウル常用職支部東部道路交通事業所支会のク・チェソ支会長は「区庁が決意大会参加を口実に
弾圧すれば、該当区庁をターゲットとしてソウル市を相手に闘争をする」と警告した。
http://www.labornetjp.org/worldnews/korea/strike/2009summer/1244356356669Staff