【北朝鮮】放射能物質検出されず 北朝鮮核実験ミステリー[06/07]

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核実験後は、クリプトン(Kr―85)やキセノン(Xe―135)など、自然で発見されない放射能物質が
外部へ放出される。特にクリプトンは、数十年間、空気中に残るため、核実験したかどうかを判別できる
最も確実な証拠となる。WC―135偵察機は、06年10月、北朝鮮の最初の核実験の数日後、東海で
採集機を通じて放射能物質を発見したことがある。

韓国軍当局と専門家らは、まず、風向と風速の影響で放射能物質が、急速に韓半島周辺に広がり、核実験場付近の
上空にある放射能物質の濃度が、測定不可能というほど薄くなっているという仮説を提起する。第二に、北朝鮮が
最初の核実験後、実験場の地下坑道施設を補強し、放射能物質が外部へほとんど漏れていないか、極めて遅い
速度で出ているため、測定が難しいという推測も出されている。

しかし、クリプトンはいくら徹底的に密封しても少量でも流出し、WC―135は極微量の放射能物質も
検出できるというのが、専門家の見解だ。

このため、一部では北朝鮮の核実験そのものに疑問を呈している。国内外の関係機関は、今回の核実験の
爆発力を4kt(1ktはTNT1000トンの爆発力)前後と推定したが、一部の専門家は1kt前後に
過ぎないと主張している。これぐらいの爆発力は、大量の高性能爆薬を地下坑道で爆発させても得られるため、
北朝鮮がこれを核実験に偽った可能性もあるということだ。

これに対して軍の関係者は、「北朝鮮の核実験の経験から見て、『詐欺』の可能性は低い」としながらも、
「クリプトンが検出されない限り、国際社会が核実験を公式に確認するのは難しい」と話した。

(東亞日報JUNE 04, 2009 08:20 )

http://japan.donga.com/srv/service.php3?bicode=050000&biid=2009060450508