【書籍】 100年前のドイツ従軍記者の韓国旅行〜「独逸人夫婦の韓国新婚旅行」韓国で出版[05/26]

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1蚯蚓φ ★:2009/05/27(水) 21:15:28 ID:???

(ソウル=聨合ニュース)キム・ユング記者=1904年、あるドイツ人夫婦が地球の反対側へ新婚旅行に出
発した。当時28歳のジャーナリスト、ルドルフ・ツァベル(Rudolf Zabel)は露日戦争取材のために予定
を繰り上げて結婚式を行った後。花嫁とともに日本へやって来た。しかし、日本政府が取材を厳格に
制限したため、彼は待てずに奥さんと一緒に韓国を旅行する事にした。

ツァベルが書いた「独逸人夫婦の韓国新婚旅行1904」(サリム出版)は韓国を含めて中国、日本など
東アジア各国をめぐる20世紀初めの国際的な雰囲気に対する鋭い観察と分析を加えた。ツァベル夫
婦の韓国旅行は、釜山から元山を経て安辺、楸哥嶺、平康、鉄原を経てソウルに至るまで 2ヶ月間
続いた。

彼の旅行記には途中撮影した100カット以上に至る写真を含めて95年前の韓国の姿がありありと描
かれていた。異邦人の視点ではあるが、外人だけが持つことができる均衡感覚もある。短いチョゴリ
で胸を出した田舍の奥さんを見て不思議に思いながらも、全世界の人々にまったく同じ礼節感覚を期
待はできないと言う。

しかし、私たちが受け入れるには、ちょっと気まずいところもある。「(韓国人の)生活信条は他でもない
「できるだけお金は多く、仕事は少なく、ものは多く、タバコもたくさん、眠りは長くと言う」のだ。時には
そこに酒癖と浮気が追加される。酒に酔った韓国人が路で横になっている姿はよくある見ものだった
し、女性問題で殺人が起きることも珍しいことではないと言った。」(241-242ページ)

「特別に偉くもない中国人さえ、日本人に劣らず韓国人を見下した。およそ人が自ら最高のもてなしを
受ける方法。(中略)もし彼らが現在と違うもてなし受けるに値するとしたら、他のあらゆる手段を講じて
も自らの権利を貫徹させるだろう。政治に感傷は絶対禁物だ!」(243-244ページ)

ツァベルは韓国人の優れたところを描いて「河水を利用して田に水を入れるこの村の住民の腕前は
実にすごかった。感嘆に値する潅漑施設に違いないから、韓国農民の勤勉さが覗き見える。率直に
いって海岸地域の韓国人たちは柔弱な怠けもので頼もしくない印象を与えたが、こちらの内陸地方で
はその同じ判断を道中の角で修正しなければならなかった。」(388-389ページ)

彼はまた日本人居留地で見た日本人は商人と労働者だけで、農業移民はいなかったとし、自国領土
の不足を理由に韓国に対する膨張政策の不可避性を力説して来た日本の「ごりおし主張」を批判す
るなどジャーナリストとしての面目を発揮する。

この本は韓国関連の珍しい西洋古書を翻訳した「彼らが見た私たち」叢書シリーズの8番目の図書と
して出版された。580ページ。2万3千ウォン。

ソース:聯合ニュース(韓国語)
<100年前ドイツ従軍記者の韓国ツアー>'独逸人夫婦の韓国新婚旅行1904'翻訳出刊
http://www.yonhapnews.co.kr/culture/2009/05/26/0906000000AKR20090526079100005.HTML