韓欧、FTA早期妥結で一致 首脳会談、北朝鮮問題も
【ソウル23日共同】韓国の李明博大統領は23日、ソウルの大統領府で、欧州連合(EU)
議長国チェコのクラウス大統領らEU首脳と会談し、韓国とEUの自由貿易協定(FTA)締結
交渉の早期妥結を図るなど、経済協力関係を強化することで一致した。
双方は6カ国協議を通じ、北朝鮮の核問題を解決する必要があるとし、4月の弾道ミサイル
発射が2006年の国連安全保障理事会決議違反であるとの立場を再確認した。
韓国大統領府によると、会談では1996年に締結され、相互の貿易条件改善や産業・科学
技術協力などを盛り込んだ韓国・EU基本協力協定について、対象を社会、文化、教育などの
分野まで拡大するよう改正作業を行うことで合意。金融危機克服への共通の取り組みや、
気候変動対策、エネルギー分野の協力も話し合った。
会談にはEU側からバローゾ欧州委員長も参加。EUの韓国に対する投資は米国、中国を
上回り、韓国にとって第2位の貿易相手。
http://www.47news.jp/CN/200905/CN2009052301000367.html