【ソウル=浅野好春】朝鮮中央通信によると、北朝鮮外務省報道官は4日、弾道ミサイル発射を
非難する国連安保理議長声明の採択に当たって、米国が「主導した」としてオバマ政権を非難した。
北朝鮮はこれまで、「米朝対話」路線を掲げるオバマ大統領への批判を慎重に避けていた。
報道官は「米国が我々の衛星発射を必死に弾道ミサイル発射だと強弁する政治的狙いは、
何とか制裁の口実を作り、わが国の国防工業を物理的に窒息させることにある」と指摘。
その上で、「米国の現政権は『変化』や『多国間協力外交』と騒ぎ立て、妖術を弄(ろう)しているが、
気にくわない国々を力で圧殺しようとした前政権と少しも変わらない」と述べ、
名指しは避けながらもオバマ政権を非難した。
さらに報道官は、「人工衛星『光明星(クァンミョンソン)2号』は現在も正常に軌道を回っている」と、
あくまで「成功」を強調した。
5月4日19時49分配信 読売新聞 北朝鮮、オバマ政権「妖術ろうしている」と非難に踏み切る
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