【日台】検証・NHKスペシャル 台湾統治めぐり「一面的」[05/03]

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558<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん
日本史でも世界史でも重要視されていないから無視されているが、
日清戦争(1894-95)の10年前、1884-85には「清仏戦争」というのが
あってな、その時にフランス艦隊が台湾を封鎖したことから全面戦争が
始まっている。この時、清はフランスに負けてベトナムの宗主権を失った。

また、1893年には太平洋のハワイ王国でアメリカ人農場主らが米軍
海兵隊の支援を得てクーデターを起こし、1898年に併合している。
日本は軍艦2隻を急派したが、この企てを阻止することはできなかった。

さらに台湾のすぐ隣、フィリピンでは大航海時代の1565年から300年
以上に渡りスペインの統治を受けていたが、当時から独立運動が
盛んで、日清戦争の3年後の1898年には、キューバをめぐる米西戦争が
太平洋の西岸にも波及した結果アメリカ領にされた。一度は独立を
認めるかのような素振りを見せた騙し討ちといってよい仕打ちだった。
米比戦争では大規模な軍事力を動員し60万人を殺した。非戦闘員
まで含まねば出て来ない数字だ。グアムもこの時領有された。

アヘン戦争、アロー戦争まで時代を遡らなくても、当時の世界情勢
はこのように物騒な趨勢の中にあった。こんな状況の中で、清が
台湾を領有したまま、どこかの国と戦争をして敗れてしまえば、
割譲されるのは台湾あるいは朝鮮しかない。そのすぐ先は日本だ。
当時の日本人が危機感をもって事態に対処したのは当たり前だ。
どこかの平和ボケした儒教国が「世界の一等国の名誉を得る」ため
に戦争をしかけるなどというのとは、次元が違いすぎる。

だからこそ今でも戦前の価値観を持った人達は、第二次大戦のことを
「あれは自衛戦争だった」と言ってしまうのだが、それはまた別のハナシだ。