【書籍】 フランスの考古学者が描いた100年前の韓国、日帝の不正も〜『大韓帝国最後の息づかい』★2[04/30]
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<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん:
●イギリス人女性イザベラ・バード「朝鮮紀行」より
ソウルを描写するのは非常に憂鬱だ。
北京を見るまで私はソウルこそ、この世で一番不潔な町と思っていたし、
shoukouへ行くまではソウルの悪臭こそ、この世で一番酷い匂いだと考えていた。
都会であり首都であるが、その粗末な様子は表現が難しい。
礼節から二階建ての家は建てられず、したがって推定二十五万人の住民は
迷路のような細い道の「地面」で暮らしている。
道の多くは荷物を積んだ、牛が通りにくい程の狭い道で、
家々から出た小便と大便を受ける穴か溝で更に狭くなる。
悪臭が酷い。
その穴や溝の横に好んで集まるのが、土の埃で汚れた半裸の子供たち、
皮膚病と眼病を患った大きな犬で、犬は汚物の中で転げまわり、日光の中で瞬きしている。
ソウル名物は水路である。
蓋の無い広い水路を黒く汚れた水が、川の底に堆積した排泄物やゴミの間を悪臭を漂わせながら、
ゆっくりと流れていく。
もはや水とは呼べない混合物を桶に汲んだり、小川とは呼べない水溜りで洗濯している女達の姿・・・
ソウルには芸術品は全く無い。
公園も無い。
見るべき催し物(イベント)も無い。
劇場も無い。
日本や中国の都会にある魅力がソウルには全て無い。
古い都ではある。
しかし、旧跡も無い。
文献も無い。
宗教に無関心だった為、寺院も無い。(日本・中国と対比している)