【韓国】頭にごみ袋乗せ「釜山港へ帰れ｣の大合唱！釜山っ子熱く　ロッテジャイアンツ開幕戦に密着[04/06]　

1 ：戸締りφ ★：2009/04/06(月) 18:07:55 ID:???

「応援は断然１位。情熱は大リーグにも負けません！」。今年２月、福岡市長と韓国釜山市内の
大学生との懇談会で、女子学生が地元球団「ロッテジャイアンツ」について語っていた。夏には
福岡ソフトバンクホークスとの親善試合（二軍同士）も控えるこの球団、釜山の熱烈なファンに
支えられた「弱いが熱い」チームらしいのだ。ん？　日本でもこんな球団、聞いたことあるような…。
　（釜山・神屋由紀子）

　４月４日、ロッテの本拠地、社稷（サジク）野球場は開幕戦を見ようと３万人近い観衆で埋まっていた。
韓国プロ野球は一リーグ制八球団で、ロッテは昨年こそ３位だったが、２０００－０７年まで連続Ｂクラス。
特に０２年から３年連続最下位という苦い過去を背負う。
開幕戦を迎えた社稷野球場は約２万８５００席が埋まり、立ち見も出た　対戦相手は昨年７位に
終わったソウルのヒーローズ。初回にロッテが１点を取って先行したものの、５回には逆転される。
オープン戦では１１勝１敗を収め、「勝ち過ぎると周囲の期待も大きくなり過ぎる」とファンも余裕を
見せていたのだが、この日は相手投手の好投に追加点を取りあぐねていた。

　ロッテは韓国でプロ野球が始まった１９８２年に発足した。「軍事政権が国民の不満を野球で
解消させる狙いもあった」と関係者。球団側は本拠地をソウルにと考えていたが、球団を各地に
分散させたい政権の意向で、オーナーの出身地に近い釜山に拠点を構えた。

　「長嶋、王、張（チャン）勲（フン）（張本勲）が活躍する巨人の試合をよく見ていたから、韓国でも
プロ野球ができてうれしかった」と創団メンバーで、現在は野球解説者の李成得（イソンドク）
さん（５５）。九州のラジオやテレビ放送が受信できた釜山は、韓国でプロ野球が始まる以前から、
日本のプロ野球に親しんでいた人が多い。発足時の選手は地元出身者に限られたため、郷土愛に
満ちた熱烈なファン層ができた。

　試合は７回裏。姜〓（〓は「王へん」に「民」）鎬（カンミンホ）の同点本塁打、朴基赫（パクキヒョク）
の適時打と、ＷＢＣ出場組の活躍で逆転。観客が総立ちし、「釜山カルメギ（カモメ）」や「釜山港へ
帰れ」の大合唱となった。

　８回に入ると、ファンがオレンジ色のポリ袋を膨らませて頭に乗せ始めた。実は、ファンが残す
ごみにたまりかねた球団が０５年からごみを持ち帰るよう配り始めた袋。ファンもファンで、応援道具
に仕立ててしまったのだ。ちょっと変な気もするが、「最後まで頑張ってくれという気持ちになる」そうな。

　試合は３対２でロッテが開幕を飾った。創団当時からのファン、韓相援（ハンソンウォン）さん
（３７）は「ロッテは私の魂。ファンが熱ければ選手も応える」。負けても負けても、いつか勝つと
信じて球場に来る。そう、どこか阪神タイガースに似たファンに愛されている球団なのだ。

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　★「釜の穴」は釜山の穴場的情報を紹介するコーナー。プロレスの「虎の穴」のようにディープな
釜山通の養成講座でもある。

西日本新聞
http://qnet.nishinippon.co.jp/travel/busan/anaba/20090406_1369.shtml