「北、1000キロ探知レーダーなく軌道追跡できず」(1)
北朝鮮の飛翔体の発射が差し迫るにつれ、韓米日3国の視線が韓半島に集中している。
陸・海・空に、各国の探知手段が総動員される様相だ。青瓦台(チョンワデ、大統領府)当局者は2日「飛翔体への燃料注入が開始
された」という外信の報道について断定を避けたまま「今後は天気が決め手となる。予報上では6〜7日に発射する可能性がある」という見方を示した。
北朝鮮人民軍総参謀部がこの日「平和的な衛星に対するささいな“迎撃”の動きに対しても、直ちに正義の報復打撃を加える」と
脅威したのも、発射が差し迫った徴候として受けとめられる。北朝鮮の飛翔体発射を把握できる出発点は衛星だ。
咸境北道花台郡舞水端里(ハムギョンブクド・ファデグン・ムスダンリ)発射施設を撮影し、準備状況を把握する。
衛星専門家によると、米国の情報衛星KH11、KH12は、地上にある縦横15センチの大きさの物体まで識別できる。
韓国が運営中の多目的実用衛星2号(アリラン2号。縦横1メートル)に比べてより鮮明だ。飛翔体が発射されれば、
3万6000キロの停止軌道を飛行している米国のDSP衛星(国防支援計画衛星)が、飛翔体が発する熱源を探知、追尾する。
東海(トンへ、日本名・日本海)上に配備された世宗(セジョン)大王艦、ジョン・マケイン艦、金剛艦など韓日米3国のイージス
艦による追跡も本格化する。これらイージス艦には発射体の移動ルートを確認できるSPY1レーダーが搭載されている。
軍によると、世宗大王艦は1000キロも離れているミサイルまで追撃できる。軍当局者は「事実上、今回、世宗大王艦が実戦追跡
を初めて経験することになる」とした。
陸上でも、ミサイル防衛(MD)システムの構築に向け、在日米軍に配備されたXバンドレーダーが稼働する。
高空で秒速数キロメートルで飛んでいくミサイルを確認できる早期警戒レーダーだ。
コブラボール偵察機と呼ばれる在日米軍のRC135Sも同時に動く。最近、沖縄に配備された。この偵察機は胴体の左右に、
弾道ミサイルを追跡できる電子センサーなどが搭載されている。北朝鮮が1日「直ちに打ち飛ばす」と脅威した航空機が
このRC135Cだ。
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=113548&servcode=500§code=500 >>2以降に続く