【「衛星」問題】北朝鮮が日米韓に対し報復宣言、ミサイル迎撃ならノドン[04/03]

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1ケツすべりφ ★
北朝鮮が「4〜8日の午前11時から午後4時の間」と通告している弾道ミサイルの打ち上げが
“秒読み”に入った。米CNNテレビが1日(日本時間2日)、米軍高官の話として
弾道ミサイルに燃料の注入が始まったと報じた。一方、北朝鮮の朝鮮人民軍総参謀部は2日、
「衛星」を迎撃すれば日米韓に対して「報復の打撃を加える」と宣言した。

「平和的な衛星に対し迎撃行為を敢行するなら、容赦なく(日本の)迎撃手段だけでなく、
重要な対象にも報復を加える」

朝鮮中央通信が2日、「重大報道」として伝えたところによると、朝鮮人民軍総参謀部は日本に
対してこう表明した。また米国や韓国にも「(報復の)被害を避けようとするなら、展開している
武力を即座に撤収させるべきだ」などと“警告”してみせた。

「重要な対象」とは日本国内の都市や工業地帯とみられるが、実際に「報復の打撃」は可能なのか。
現実にとれる手段としては、多数の工作員を日本でゲリラ化させるか、150〜200発保有と
される中距離弾道ミサイル「ノドン」(射程約1300キロ)を撃ち込むといったことになる。
ただノドンは命中精度を表す半数必中界(ミサイルの半数が命中する範囲)が2〜3キロと、
米国などのミサイルに比べ極端に低いとされ、ピンポイント攻撃は不可能。逆に無差別に撃ち
込まれ被害が拡大する恐れもあるが「そんなことになったら滅びるのは北。やるならやってみろと
でもいってやりたい」(日米軍事筋)。

金正日総書記(67)お得意の恫喝はどう展開するか。ただ、北朝鮮がミサイルを発射することは
もう確実だ。

CNNによると、米軍高官は、北朝鮮・舞水端里(ムスダンリ)のミサイル発射施設における
燃料注入は、既に最終段階に入ったことを示していると指摘。北が打ち上げるのは長距離弾道
ミサイル「テポドン2号」(同約6000キロ)か「テポドン2号改」(同約1万キロ)と
みられるが、いずれも1段目と2段目は液体燃料ロケットだ。

どうやって注入が分かったかは明かされていないが、「米軍の偵察衛星の解像度は20〜30
センチ。注入口にパイプを接続すればわかるはず」と専門誌「軍事研究」編集部の大久保義信氏。

燃料は、地下のパイプを使って数時間から1日もあれば注入が完了する見通しという。「液体燃料は
数カ月入れっぱなしにできるので、すぐ発射しなければならないわけではないが、いよいよ本気と
いうことだ」と大久保氏も話す。

また韓国の聯合ニュースは2日、北朝鮮北東部の空軍基地に配属されているミグ23戦闘機の
飛行大隊が、今回のミサイル発射基地に近い別の基地に移されたと報じた。発射後の混乱に備えた
措置とみられる。

http://www.sanspo.com/shakai/news/090403/sha0904030504004-n1.htm
http://www.sanspo.com/shakai/news/090403/sha0904030504004-n2.htm