中国の失業エンジニア、ハッカー転向の恐れ?―米メディア
2009年3月26日、環球時報によると、アメリカのITメディアが24日、「世界の工場」とも呼ばれる
中国が「世界のマルウェア(不正ソフト)工場」と化していると報じた。北京のあるセキュリティ
専門家は、中国の経済が減速する中、一部のエンジニアがネット犯罪に加担するようになって
いるとしている。
北京で開催されたITセキュリティの会議によれば、失業したエンジニアや株式の低迷で多額の
損失を出したエンジニアの一部が「ゼロデイアタック」と呼ばれるサイバー攻撃に悪用される
セキュリティホールをブラックマーケットへ売り渡すなど、景気の不安に便乗したネット犯罪が
中国で増えているという。専門家によると、ある調査では1日にウイルスなどのマルウェアに
感染するPCは400万台を超えた。こうした違法行為は今後さらに増加する可能性が高いという。
ゼロデイアタックの多くは、個人ユーザーのPCを対象としたもの。ゼロデイアタックは対策が
公表される前に攻撃が行われるため、防ぐことが難しいという。
ソース:レコードチャイナ
http://www.recordchina.co.jp/group/g29886.html