【日韓】 トヨタ・ソニ−「1円でも安ければ、韓国製部品を使え」〜韓国企業に門戸を開く日本[03/23]

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1蚯蚓φ ★

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1月初め東京丸ノ内にあるKOTRA貿易館。三菱電気の購入担当者から電話がかかって来た。「家電
製品を包装する紙の箱を作る韓国の会社を紹介してくれ。」原価節減のためにこれまで日本国内で
ばかり調逹した箱を韓国で買いたいというのだった。KOTRAは三菱電気担当者との交渉過程で韓国
部品に対する需要が少なくない、という点を把握して積極的なマーケッティングに乗り出した。その結
果、三菱電気は箱以外にもボルト、ナット、ゴムパッキンなどを韓国から調逹する事にして25日、担当
者が購入相談のために韓国を訪問する事にした。

気難しいことで有名な日本の部品市場が韓国企業に少しずつ門を開いている。今までは靴がすり減
るほど訪れて部品を説明しても背を向けて目もくれなかった日本企業が、今は自分の足で訪れて来
ている。韓国産が安値だからだけではない。安いという点では中国産がある。しかし、中国部品はネ
ーム・バリューが低くて韓国部品企業を訪れる日本企業の足がだんだん多くなっている。

中国産より品質が優秀で、日本産に比べたら安い「逆サンドイッチ効果」が部品・素材領域でも光って
いる。トヨタ自動車は1月からポスコからの自動車内部用メッキ鋼板の納品を受け始めた。ポスコはこ
れまで日本の他の自動車会社には鋼板を売ったことがあるが、トヨタには供給できなかった。日本自
動車会社の中でも特に品質基準の高いトヨタは、新日本製鉄の鋼板だけに固執した。トヨタが心を変
えるようになった契機は2008会計年度(2008年4月〜2009年3月)に4500億円(約6兆7500億ウ
ォン)に達すると予想される最終損失見込みだ。トヨタは第二次世界大戦後、最悪の営業実積のため、
最近、工場のトイレットペーパーを惜しむほど原価節減に努力している。

このような状況で新日鉄鋼板より5%およそ安いポスコ鋼板を使わない理由がない。トヨタだけではな
い。ソニ−とシャープは「なるべく韓国部品調逹をふやせ」と言う指針を最近、部品購入部署に通達し
た。核心部品ではない汎用部品は数円でも安ければ韓国産を使え、という指示だった。LGジャパン
関係者は「シャープの場合LCDテレビに入っている偏光拡散フィルムなど化学製品の購入意志を明
らかにして来た。去年までは私たちがエネルギーを費やしてもダメだったが、自ら態度を変えた」と言
った。ソニ−はテレビなどに入っている表面処理鋼板2万トン程度をポスコから購入する予定だ。ポス
コがソニ−に鋼板を販売するのは今回が初めてだ。

日本最大の家電メーカーであるパナソニック(昔の松下電気)もこれまで日本だけで調逹していたLCD
パネル用バックライトとシートなどの部品をLGイノテックとLG化学などから購買する案を検討中だ。
サムスンジャパン関係者は「日本企業は伝統的に部品調逹に自国企業を最優先にしてきたが、円高
で価格競争力が低下し、グローバル・ソーシングを拡大している。その最大の恩恵を韓国企業が受け
ている」と説明した。

韓国企業らとKOTRAは日本部品・素材市場での逆サンドイッチ効果を極大化する戦略だ。KOTRA東
京貿易館は韓国部品購入を希望する日本企業40余社を集めて来月中旬、ソウルで「逆見本展示会」
を開く事にした。逆見本展示会は日本企業が希望する部品の詳細仕様と見本を展示して、供給が可
能な韓国部品企業と相談をする行事だ。また来る9月にはトヨタ自動車の名古屋本社で韓国の自動
車部品企業50余社が自社の部品を説明して相談をする行事も持つ計画だ。

日本部品・素材市場に対する韓国企業の進出は対日貿易収支改善の他にも付随効果が多いという
点で意味が大きい。ハン・ヨンテックLGイノテック日本事務所長は「日本製造業社が部品を購入する
時に要求する試験評価データと品質基準などは想像を絶するほど多くて難しい。そんな壁を越えて実
際に部品を納品する過程で品質管理システムなど学ぶことが多い」と仄めかした。日本企業に対する
部品供給自体が、韓国製部品の競争力をいっそう高める契機になるという事だ。

ソース:韓国経済(韓国語) トヨタ・ソニ−"1円であるも安ければ韓国産部品使いなさい"
http://www.hankyung.com/news/app/newsview.php?aid=2009032363891&sid=010406&nid=004<ype=1