【韓国】テコンドー実演中に負傷の元兵士、国家功労者に[03/16]

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1喫茶-狼-φ ★
記事入力 : 2009/03/16 12:59:57
テコンドー実演中に負傷の元兵士、国家功労者に
ベトナム戦争出征時に現地で実演

 ベトナム戦争に出征した際、テコンドーの実演の最中に負傷した60代の男性が、43年目にしてようやく国家功労者として認められた。

 ソウル行政裁判所が15日に発表したところによると、チェさん(62)は1966年、ベトナム戦争に出征し運転兵として任務に
就いていたが、テコンドーの実演グループのメンバーとして借り出された。
 ベトナムの一般住民や学生たちの前でテコンドーの突き、蹴りや瓦割りなどの実演を行っていたが、同年11月、所属部隊の演習場で
「空中ジャンプ」の実演を行った際、着地に失敗し重傷を負った。石に当たって左手首を骨折し、歯が4本折れた。

 チェさんは現地の病院に入院し治療を受け、1年後に帰国し除隊となった。それから40年が過ぎた2006年、チェさんは国家報勲処
(国家功労者に対する援護・褒賞活動などを担当する省庁)に対し、「軍隊に服務中、職務を遂行していて手を負傷した」として、
国家功労者への認定を申請した。ところが報勲処は、チェさんの当時の入院記録や病床での日誌が残っていないとして申請を拒否した
ため、チェさんはソウル行政裁に提訴した。

 行政裁は「同僚たちがチェさんの負傷について、現場を見ていたと証言したことや、ギプスをつけたまま軍服やテコンドーの道着を
着用した写真が残っていることなどを総合すれば、チェさんが軍隊での服務中に職務を遂行していて負傷したことが認められる」と
判断し、チェさんを国家功労者として認めるよう求める判決を下した。

クァク・チャンニョル記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

http://www.chosunonline.com/news/20090316000048