2009/03/08 14:33 KST
李大統領「新アジア外交構想」発表、外交の幅広げる
【ジャカルタ8日聯合ニュース】
李明博(イ・ミョンバク)大統領は8日、これまで米国、中国、日本、ロシアの4強に重点を置いてきた外交の幅を広げ、
アジア各国を重視し新アジア外交を目指すとした「ジャカルタ構想」を打ち出した。
インドネシアを国賓訪問中の李大統領はジャカルタでアジア地域公館長との懇談会を行い、
世界経済の中心軸がアジアに移っているにもかかわらず対アジア外交は限られていたと述べてから、
こうした構想を明らかにした。
李大統領は「韓国、オーストラリア、インドネシアの3角関係が有機的になり、韓国の国としての位相を高め、
実用的な成果を得る上でも役立つ。
実質的なアジア時代が予告されているだけに、今年は隣り合うアジア各国との関係改善が重要かつ急がれる」と強調した。
懇談会を開いた李大統領=8日、ジャカルタ(聯合ニュース)
この構想には、世界的な経済・金融危機を克服する原動力をアジアに見出し、アジアの主導国の役割を務めることで
国際社会での韓国の地位を高めるという意味が込められている。
また、4大国それぞれとの2国間関係の格上げと韓日中3国間協力の基盤作りもできたと判断した上で、
外交の幅を拡大し対外関係の多角化を図る、新外交構想の一環とも受け止められる。
政府は今後の外交日程として、
▼東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(韓日中)・東アジア首脳会議(EAS)(4月10〜12日、タイ)
▼韓国・ASEAN特別首脳会議(6月1〜2日、済州)
▼中央アジア3国歴訪(5月)
▼ASEANプラス3首脳会議(10月)
▼アジア・太平洋経済協力会議(APEC)(11月、シンガポール)とASEAN加盟国歴訪
▼第2回韓日中首脳会談(下半期)
――などを予定する。
アジア各国首脳の招請も本格化させる見通しだ。
特に政府は、新アジア外交の方向を4大目標にまとめた。
アジアのすべての国と自由貿易交渉(FTA)締結を推進するなど経済交流の大幅拡大、
金融危機や気候変動など世界的な問題の解決への主導的な参加、
アジア各国にそれぞれ合わせた経済協力関係の構築、
アジアでの韓国の役割と貢献度増大、
が掲げられた。
また、アジア・太平洋地域のグリーン成長ベルト造成やアジア内の自由貿易・相互投資の拡大、
アジアの開発途上国に対する開発経験の伝授、開発国への有償・無償援助の拡大なども推進していく。
http://japanese.yonhapnews.co.kr/Politics2/2009/03/08/0900000000AJP20090308001000882.HTML 関連スレ
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