記事入力 : 2009/02/28 08:20:00
GM破たん懸念、GM大宇の運命に不透明感
米ゼネラル・モーターズ(GM)が連邦破産法の適用申請に追い込まれる可能性が高まり、
韓国のGM大宇の運命に関心が集まっている。
専門家はGM大宇が中型・小型車で競争力を持っていることから、GMがGM大宇の工場を閉鎖する事態には至らないが、
当面は相当の困難を強いられることになるとみている。
中央大の全竜c(チョン・ヨンウク)教授(貿易学)は
「GM大宇はGMの小型車生産の中心基地として最も生産力が高い拠点のため、生き残る可能性は高い」
としながらも、
「GMに対する消費者の信頼度が地に落ちた状態のため、GMブランドを輸出するGM大宇も、少なくとも今年は大きな打撃を受ける」
と分析した。
ソウル大の朴南奎(パク・ナムギュ)教授(経営学)は
「GMがリストラを開始すれば、傘下工場のうち最も競争力があるGM大宇を高値で売却しようとする可能性も否定できない」
と指摘した。
また、自動車業界全体が非常に苦しい状況にあるため、大規模な減産に踏み切る可能性もある。
GMはこれまで、GM大宇に目立った新規投資を行ってこなかった。
最近2−3年間はロシア、インド、アフリカなど相対的に人件費が安い国で工場建設などの投資を増やしてきたためだ。
産業研究院のイ・ハング機械産業チーム長は
「GM内部でGM大宇が生き残っても、生産規模(昨年200万台)はどんどん縮小されることになる」
と話した。
一方、GM大宇は同日、産業銀行に1兆1000億ウォン(約710億円)の資金支援を求めた。
資金支援方式は当座貸し越しのような与信限度を増やし、必要に応じて使えるようにするものだ。
産業銀側はGM本社に関する米政府の最終判断が下されるまで対応を保留する考えだ。
それを待たずに支援を行えば、結果的に米GM本社だけを支援することになりかねないためだ。
チャン・サンジン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/news/20090228000028