冨安:「冨の寿」の酒造会社 破産手続き開始
清酒「冨の寿」で知られる福岡県久留米市山川町の老舗酒造会社「冨安」(冨安俊男代表)は
4日までに、福岡地裁久留米支部から破産手続きの開始決定を受けた。東京商工リサーチ
福岡支社によると、負債総額は約4億6000万円の見込み。
同支社によると、冨安は1790年創業。ピークの1983年6月期には約8億9000万円の
売り上げを計上したが、その後、焼酎ブームなどで全国的に日本酒の消費が低迷し、
売り上げが減少。02年6月期は売上高約4億円に落ち込んだ。
業績悪化に伴い07年5月に民事再生手続きを同支部に申請。その後、韓国の焼酎メーカーが
支援することで合意したが、昨秋の世界的な金融不安やウォン安で支援中止を決定。
事業継続が困難になり、同地裁が1月21日に破産手続き開始を決定した。
ソース:毎日jp
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20090205k0000m040109000c.html