▼[全国港湾ルポ] 釜山港は空のコンテナ置き場…空き地に数千個が山積み (韓国経済新聞)
-- 物流量が初めて3ヶ月連続で減少
-- 荷役業社は減員の嵐
-- 仁川港の装置率も50%減って
“埠頭が出来てから20年近くなるが、こんな不況は初めてです。去年12月に底を打ったと思ったが、今年
に入ってから物流量の減少傾向が普通ではない位に墜落しています”
5日午後2時、国内最大のコンテナ処理場である釜山の神仙台コンテナターミナルで会った埠頭運営会社
職員は“2月も例年に比べて12%位、3万TEU(1TEUは20フィートのコンテナ1個)位減ると予想される。こんな
状態が持続すれば、港湾運営業社の赤字が雪だるまのように積もって、流動性危機に直面するかもしれ
ない”と懸念した。
実際に神仙台埠頭には空のコンテナ比重が普段の35%線から50%水準に急増した。コンテナ2個に1個は
運ぶ貨物がなくて放置されているわけだ。埠頭の一方には空のコンテナ2000余個が積もっていて、荷役
業社と運送業者は保管料が安い方の埠頭の空き地に空コンテナを大量に積んでいる。埠頭から遠く離れた
釜山市南欧ムンヒョン金融団地と海雲台区石台洞、慶南道梁山等の空き地には間違いなく数百個の空の
コンテナが積まれているほどだ。
神仙台ターミナルの事情はそれでも釜山港の他のターミナルに比べてましな方だ。全国コンテナ物流量
の75%を処理する釜山港全体を見る時、去る1月の輸出入貨物は46万TEUで前年同期(60万8995TEU)より
24.5%も減った。問題は減少傾向がさらに険しくなっているという点だ。去年6月の貨物連帯ストライキを除き
着実に増加傾向を維持してきた釜山港輸出入貨物は、11月初めて9.6%減少したのに相次ぎ12月にも19%
がたっと落ちた。3ヶ月連続の減少傾向は、釜山港物流量統計を集計し始めた1995年以後初めてだ。
泣き面に蜂で、一般貨物より2.5倍付加価置が高い積み替え貨物(国内に搬入されないで埠頭で他の船舶
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に積み替える貨物)も増加傾向がマイナスに反転した。去る1月の積み替え貨物処理量は42万2000TEUに
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とどまった。これは去年1月の46万5778TEUより9.4%減少した。
仕事は大きく減っているのに対して、貨物処理能力は増加して埠頭運営社は心配が山積だ。今年の年末
までに釜山新港にはおよそ17個の船席(船が接岸する場所)が新たに稼動状態に入りながら、埠頭利用料
のダンピング事態が発生すると懸念されている。景気がもっと悪くなると判断している埠頭運営社は、職員
に早期退職と勧告辞職を勧めるなど非常対策の用意に慌ただしい。港湾関係者は“今年は釜山港物流量
が史上初めてマイナス成長する可能性が高い。政府が港湾供給過剰状況をまともに調節しなければ、埠頭
運営社の不渡りによって全国の港湾が麻痺事態に陥りかねない”と警告した。
仁川港・蔚山港・光陽港など他の輸出入港湾の事情も釜山港と違わない。この日午後3時、仁川市中区
航洞旋光コンテナ埠頭野積場。普段ならば5段以上の高さにぎゅっと満ちていた野積場は、あちこちガラガラ
に空いて、コンテナが積まれた所も3〜4段の高さに低くなった。埠頭近くの運送会社駐車場には、仕事が
なくて‘油を売っている’コンテナ車が列をなしている。SCIT城壕ヤン・ウニャン チーム長は“去年は野積場
装置率(貨物積載の割合)が68%位だったが、現在は32%位しかならない”と言った。全南道光陽港もコンテナ
処理量が去る1月11万5000個で、前年同期より20%以上減少した。物量が減ると光陽港背後の敷地に入居
予定業社たちの取り消しが続くなど、光陽港は徐々に活気を失って行っている。蔚山港も去年10月から
貨物処理量がマイナスになった後、ずっと墜落勢を続けている。
釜山=キム・テヒョン/仁川=キム・インワン/光州=チェ・ソングク/蔚山=ハ・インシク記者
[email protected] 入力:2009-02-05 17:55/修正:2009-02-05 22:16
http://www.hankyung.com/news/app/newsview.php?aid=2009020592921 (韓国語)
【wktk】韓国経済ワクテカスレ 196won【曲がり屋アキヒロ】より転載