許丁茂(ホ・ジョンム)監督率いる韓国代表が2日(韓国時間)、
アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで行われたシリアとの親善試合で、
相手のオウンゴールでリードしたが、試合終了直前に同点に追いつかれ、
1−1で引き分けた。
今回の親善試合は11日にテヘランで行われるイランとの
ワールドカップ(W杯)最終予選に備えたもの。予選B組の韓国は現在勝ち点7と、
勝ち点5の2位イランをリードしているが、アウェーでのイラン戦の戦績はこれまで
2敗1分けと1度も勝っていない。
韓国は先月29日、いち早くアラブ首長国連邦(UAE)入りし、イラン戦に備えた。
韓国はこの日、中央に丁成勲(チョン・ソンフン)、左サイドに廉基勲(ヨム・ギフン)、
右サイドに李根鎬(イ・グンホ)という攻撃布陣でシリアゴールを狙った。
廉基勲と李根鎬は随時左右の位置を変え、シリア守備陣をかく乱した。
久々に代表に復帰した李正秀(イ・ジョンス)と趙容亨(チョ・ヨンヒョン)、
姜敏寿(カン・ミンス)がDFを務めた。
前半は10分ほどまでシリアが正確なショートパスで何度か突破を試みた。
その後は韓国がボールを支配していたが、決定的なチャンスをなかなか作ることが
できなかった。前半のシュート数はシリアが4本(有効2本)と2本の韓国(有効なし)を
上回った。
許丁茂監督は後半、丁成勲を鄭助国(チョン・ジョグク)に、李正秀を
金東進(キム・ドンジン)に、崔孝鎮(チェ・ヒョジン)を金昌洙(キム・チャンス)に交替。
攻撃が活気を帯び始めた。鄭助国がその4分後、ペナルティーエリア右で
シュートを放ったが、ゴールポストに阻まれた。韓国は後半35分、
シリアDFアイトニーが金致佑(キム・チウ)のパスをクリアしたのがオウンゴールとなり、
1−0とリードした。韓国はその後も攻撃的に試合を進めたが、これといった成果もなく、
試合終了直前にアラセドにミドルシュートを決められ、同点に追いつかれた。
韓国は今後、決定力の向上が課題として残った。
韓国は4日にバーレーンと2度目の親善試合を行った後、6日にテヘラン入りし決戦に備える。
朴智星(パク・チソン)=マンU=、李栄杓(イ・ヨンピョ)=ドルトムント=、
朴主永(パク・チュヨン)=ASモナコ=ら海外組は、8日に代表チームに合流する。
キム・ドンソク記者
朝鮮日報
http://www.chosunonline.com/article/20090202000013