中国の国美電器、トップが辞任 相場操縦問題で
【重慶=多部田俊輔】中国家電量販最大手の国美電器はこのほど創業者の
黄光裕集団主席(会長に相当)が16日付で辞任したと発表した。
黄氏は北京市公安当局から経済事件で身柄拘束を受けている。
中国紙の新京報は19日、同事件に関連して、中国共産党の規律検査委員会
が公安省の幹部2人を取り調べていると伝えた。
黄氏は昨年11月から公安当局の拘束を受け、株価操作や贈収賄、香港やマカオの
賭博業者とかかわったマネーロンダリング(資金洗浄)などの疑いが指摘されている。
国美の取締役からも退き、後任の集団主席には陳暁総裁が昇格した。
新京報は経済誌「財経」の報道を引用する形で、黄氏の経済事件が公安省まで
広がっていると報道。具体的には、鄭少東次官補兼経済犯罪捜査局長と
相懐珠副局長の2人を取り調べているとしている。(19日 20:27)
ソース:NIKKEI NET
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090119AT2M1901G19012009.html