【ソウル15日聯合】李明博(イ・ミョンバク)大統領は15日、国内経済危機に関連し「急を要していた、
通貨危機の火種はある程度消したと考えている」と明らかにした。
与党ハンナラ党の朴ヒ太(パク・ヒテ)代表との定例会合の席で述べた。国際収支は黒字を示し始め、
今後も黒字維持が予想され、しっかり対応していけば大きな問題はないだろうと強調した。
朴代表と車明進(チャ・ミョンジン)報道官が伝えた。
来年度の経済成長率見通しについては、来年上半期に経済状況がさらに苦しくなることがあれば、
そのときに調整すればよいとの考えを示した。ただし、2〜3%で持ちこたえるようにすると強調した。
成長率が低くなると懸念しながらも果敢な財政支出を行うべきだとの注文があることは
承知しているとした上で、経済成長率は自国内で勝手に定めるわけにはいかず、
国外の事情により異なってくるものだと説明した。
また李大統領は、現在、金融機関と公営企業で高い賃金を受け取っている人たちが強制ではなく
自発的に賃金を削減するようにし、その余裕分で雇用を失った人たち、仕事が見つからない
青年のために職を分け合う政策を試みると述べた。
李大統領は、経済難で体質の健康・スリム化が求められているとし、過度な労働保障や
複数の不必要な条件などについて、国民の共感を得た上で「ぜい肉カット」を実行しなければならないとした。
「今こそ改革の手綱を締めるとき」だと指摘した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081215-00000027-yonh-kr