【韓国】通貨スワップの仕組みとは[10/31]

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30日に韓米通貨スワップ協定が締結されたことにより、来年4月30日までにドルが必要な場合、300億ドル(約3兆円)の
範囲内で米連邦準備制度理事会(FRB)からウォンと引き換えにドルを借りてくることができるようになった。これには担
保を提供する必要がない。

韓国銀行は同資金で国内の金融機関に短期貸し出しをすることができる。また満期になれば回収し、FRBに償還する。

もちろん危機的な状況でなければ、同資金を借りてくる必要はない。韓国政府の関係者は「韓国は外貨準備高が十分
だから、実際に米国から資金を借りなければならないような事態は発生しない。米国にはこの点を何度も強調した」という。

韓銀はFRBの資金を外国為替市場への介入用として使ってはならない。使ったところで証拠が残るわけではないが、
FRBは同問題に対し強い関心を示しており、韓国政府は同資金を為替レートの操作など市場介入用として使わない
ことに同意した。

米国との通貨スワップはひとまず来年4月に終わる。企画財政部の姜万洙(カン・マンス)長官は「来年4月には金融
危機が一段落する、と米国はみているようだ」と説明した。また、欧州でも銀行間の借り入れを国が保証することにな
っているが、これも来年6月末を期限としている。国際金融界に来年上半期には金融危機が治まりを見せるという見方
が広まっている証拠だ。

しかし、金融危機が来年4月以降に長引くことになれば、通貨スワップ協定の期限を延ばすことができる。前例では、
金額もさらに増やすこともできる。企画財政部の関係者は「取引の第一歩が難しいのであって、ひとまず取引が始ま
れば規模を拡大するのは簡単だ」と話している。

ソース: 朝鮮日報 2008/10/31
http://www.chosunonline.com/article/20081031000015

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