現代自動車、米国で減産 10―12月期に1万5000台
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20081020AT2M2002A20102008.html 【ソウル=島谷英明】
韓国現代自動車は20日、10―12月期に米国アラバマ工場で1万5000台減産すると発表した。
金融危機の深刻化で見込まれる個人消費の大幅な鈍化に対応する。
ガソリン高で需要が低迷している大型車を中心に減産する半面、
韓国からの小型車輸出は拡大する構えだ。
減産するのは多目的スポーツ車(SUV)「サンタフェ」と中型セダン「ソナタ」の2車種で、
主に販売不振のサンタフェが対象。
現代自は今年、アラバマ工場で当初26万台を生産する計画だったが、
24万5000台にとどまる見通し。従業員の雇用調整は現時点では検討していないという。
現代自がアラバマ工場で生産した車種の北米市場での販売台数は、1―9月までで約19万5000台。
前年同期に比べ約3%減っており、今年春から減少傾向が続いている。
米国景気の減速やガソリン高が影響しており、
個人消費の落ち込みが長引けば減産体制が長期化する恐れもある。