http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081018-OYT1T00393.htm?from=main1 比女性の不法就労関与、倉田議員の元秘書を強制捜査へ
自民党の倉田雅年衆院議員(比例東海)の元公設秘書(59)が、災害復興支援を
目的としたチャリティー名目で、短期滞在ビザで入国したフィリピン人女性を
不法就労させていた疑いが強まり、静岡県警は週明けにも入管法違反(不法就労助長)
容疑で強制捜査に乗り出す方針を固めた。
捜査関係者によると、元公設秘書は、チャリティーコンサートへの
出演名目で来日したフィリピン人女性を会場に派遣する団体
「未来チャリティー実行委員会」の事務局を務め、今年5月にNPO法人
「MIRAI」(静岡市葵区)に衣替えした際にもかかわった。
実行委員会は2005年頃から、チャリティー活動と称し、
フィリピン人女性を興行ビザではなく短期滞在ビザで入国させ、
身元保証人となったうえ、運営にかかわる飲食店に派遣。
ダンスや歌を披露させたり接客させたりして、女性に報酬を支払っていた
疑いがもたれている。
県警は9月末、NPO法人が運営にかかわる浜松市南区の飲食店経営者
を風営法違反(無許可営業)容疑で逮捕。経営者は入管法違反容疑で
再逮捕された。飲食店の売上金の一部は謝礼金などとして元公設秘書が
受け取ったとみられる。
倉田議員自身は読売新聞の取材に、不法就労事件への関与を否定している。