米国のサブプライム問題に端を発した金融危機の影響で、金融機関が融資に
慎重なっていることから、韓国の上場メーカーの10社に1社が資金難に陥っている
との分析が出た。
サムスン証券が調査を行い21日に明らかにしたところによると、韓国メーカーの
売上高に占めるフリーキャッシュフローの割合は平均で2%ほど。ここから売上高が
5%減少したと仮定すると、フリーキャッシュフローはマイナスに転じ、たちまち資金難
に陥ってしまうという。フリーキャッシュフローとは、企業が稼いだ現金の中から、
今後の企業活動に必要な投資分を除いた額のことをいう。
証券先物取引所によると、現在の韓国の上場メーカー378社のうち、今年前半の
売上高が昨年同期に比べて5%以上減ったのは全体のおよそ10%に当たる41社だった。
すなわち10社中1社は、正常な営業活動を行うために外部から資金を調達する必要が
あるということだ。
キム・ジェゴン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/article/20080922000001