マレーシア野党、政権に攻勢 首相不信任案審議を要求
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【シンガポール19日斎藤正明】
8月の下院補選で当選し政界復帰したアンワル元副首相を中心とするマレーシア野党勢力が、
アブドラ政権を揺さぶっている。
アンワル氏は、下院の半数を超えるのに必要な与党議員の取り込みに成功したと主張、
与党連合を率いるアブドラ首相の不信任案を審議する臨時議会の開会を求めており、
これを拒否する政権側との間で緊迫した情勢が続いている。
「アブドラ政権は少数派による政府だ」。
アンワル氏は18日の記者会見で、与党議員の寝返りで下院の過半数を押さえたことを強調、
23日までに臨時議会を開くよう要求した。
下院(定数222)で人民正義党など3野党が占めるのは81議席で、
過半数を得るためには、新たに31以上の議席が必要。
アンワル氏は、取り込みに成功したとする与党議員の具体的な人数や氏名について
「妨害を受ける」として明らかにしておらず、真偽は不明だ。
これに対し、アブドラ首相は
「断食月(ラマダン)が明ける10月に議会は開く。今は必要ない」と、明確に拒否している。
ただ、経済政策の失敗などから与党連合が大幅に議席後退した3月の下院選後、
アブドラ首相の求心力は急速に失われており、政権側のほころびも目立つ。
与党連合の一角を占めるサバ進歩党(2議席)は17日、離脱を発表。
アブドラ首相は同日、すでに表明していた2010年のナジブ副首相への政権移譲を
前倒しする可能性に言及し、政権の引き締めに躍起になっている。
(09/20 08:03)
★ ソースは、北海道新聞 [日本] とか。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/international/118747.html ★ 関連スレ。
【マレーシア】辞任要求くすぶるアブドラ首相、「2010年半ばで退任、ナジブ副首相に禅譲」と発表[07/11]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1215832223/ (dat落ち)
【マレーシア】華人は国民ではない?「差別発言」で謝罪―マレーシア副首相[9/3]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1220410492/ とか。