韓国の主要紙である朝鮮日報、東亜日報、中央日報の広告主に新聞広告の
掲載中断を要求した脅迫事件で、ソウル中央地検インターネット信頼阻害事犯
捜査チームは21日、主犯のイ・テボン容疑者(39)ら2人を逮捕した。
イ容疑者は今年5月、大手ポータルサイト「ダウム」に「朝中東(主要3 紙)
廃刊国民キャンペーン」と題するページを設け、主要3紙の広告主のリストを掲載し、
不特定多数のインターネットユーザーに集団で新聞社に脅迫電話をかけるよう
呼びかけ、新聞社と広告主の業務を妨害した疑い。
また、共犯の容疑者は放送通信審議委員会が先月、ダウムに掲載された
広告主リストなどに削除決定を下したことを受け、海外のインターネットサイト
に広告主リストを移し、ダウムのページにリンクさせた疑い。ソウル中央地裁
の担当判事は「主導的役割を果たした人物であり、行為の内容と捜査進展状況
を踏まえると、証拠隠滅の恐れがあった」と逮捕状発行の理由を説明した。
裁判所は2人以外に逮捕状が請求された問題のページの共同管理者ら4人
に対しては、証拠隠滅や逃走の恐れがないとして、請求を棄却した。
しかし、裁判所は事件に関与した6人全員について、「自分たちの主張を訴えるだけ
でなく、継続的な電話攻勢で主張を貫徹しようとし、広告主の正常な営業活動や
自由な意思決定を妨害した」と指摘し、一連の行為が憲法で保障された表現の自由
の限界を超えており、広告主と新聞社に対する業務妨害罪と認められると判断した。
ソース:朝鮮日報 チャン・サンジン記者 2008/08/22 14:56:28
http://www.chosunonline.com/article/20080822000046