【ソウル=水沼啓子】韓国各紙が建国60周年を機に成人1000人を対象に実施した世論調査で、
「最も脅威になる国」は日本と答えた人が最多となり、「韓国の国益のために親しくすべき国」は
日本よりも北朝鮮と回答した人が多かったことがわかった。
最近起きた竹島(韓国名・独島)をめぐる領有権問題が影響しているとみられる。
京郷新聞が5日、世論調査機関に委託した調査によると、
「最も好感を持つ国」は米国(45.4%)と答えた人が最多で、中国(15.2%)、
日本(11.7%)、ロシア(8.1%)、北朝鮮(4.0%)−と続いた。逆に、
「最も脅威となる国」は日本(35.1%)が最も多く、米国(23.8%)、
北朝鮮(20.1%)、中国(19.2%)−の順となった。
東亜日報が13日、別の世論調査機関に委託した調査では、
「韓国の国益のために親しくすべき国」として2人に1人が米国(49.8%)と答え、
次に中国(22.9%)、北朝鮮(9.3%)。日本と答えた人は3.3%に過ぎなかった。
韓国の発展に寄与した政治家を問う質問(東亜日報)では、朴正煕元大統領(56.0%)を
挙げた人が最も多く、続いて、金大中元大統領(11.0%)、独立運動家、金九(3.9%)。
最も尊敬する人物を問う質問(京郷新聞)でも朴正煕(45.1%)は最多で、その後は、
金九(28.3%)、金大中(4.8%)−の順となった。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/080816/kor0808161811002-n1.htm