【尖閣沖衝突】「台湾遊漁船がジグザグに逃げていた」は嘘…海保が巡視船船長を書類送検[5/15]

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4RX-77安崎 ◆8vgyqvA3/A
劉兆玄行政院長が発言修正:一戦も辞さずとは言っていない
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台湾と日本の釣魚台(*1)論争が再燃し、両国は一戦を交えることをいとわないかどうか
という問いに対し、劉兆玄行政院長は、昨日の立法院での答弁で発言が二転三転した。
午前には、開戦は最終段階の手段だと明確に表明したのに、
午後になって一戦もいとわないと言ったことは無い、と修正し、
「平和的理性が優先すべき手段」と強調し、
国防部に対して「軽はずみな行動を不用意に取らぬように」とも頼んだ。

台湾の漁船が釣魚台海域で日本の巡視船と衝突し沈没した事件で、
連日激しい論争が巻き起こり、国民党系の立法委員は立法院の質問で、
劉兆玄行政院長に対し、強硬な態度を展開するよう要求している。

歐鴻鏈外交部長も昨日の午前の答弁では、
日本政府に対して「聯合号」の船長の速やかな帰国を求め、
もし駐日代表が一日のうちにこれを成し遂げることが出来なければ、
駐日代表を召還すると答えた。
「国際外交上、代表を召還するということは非常に厳重な抗議を意味する。
召還後、代表を立法院に呼んで交渉の模様を報告させることもできる」
歐鴻鏈外交部長によると、外交部は日本の駐台代表に対して二度出頭を求めたが、
日本側からの反応は無いという。

この問題は与野党の関心が高く、質疑が14時半すぎになって船長がまもなく帰国できるという
一報が入った。ちょうど、李俊毅立法委員が、船長がいつ帰ってくるのかと
劉兆玄行政院長に質問していた時だった。
史亞平行政院新聞局長からメモが渡され、船長がじきに帰国することが伝えられた。
しかし、既に立法委員の質問の焦点は「一戦も辞さず」という可能性になっていた。
国民党の陳根徳立法委員は質問で、馬英九総統が青年時代に「一戦も辞さず」と
言ったことに触れ、もし総統が開戦の命令を出した場合、
「我々は開戦することになるのか?」と質問し、劉兆玄行政院長は、
「私が思うに、両国の間の争いが開戦に発展するというのは、最後の最後の段階での手段だ」
と答え、陳根徳は「それは、排除しないということか!?」とたたみかけ、
劉兆玄行政院長は「そうだ!そうだ!」と述べた。

しかし、劉兆玄行政院長は午後の質問の際には立場に変化を見せた。
いわゆる開戦も排除せず、という発言に対して詳細に説明を行い、
「先ほどの発言を少し修正したい。私は一貫し、一戦も辞さずという言葉を使っていない」
と述べ、馬英九総統が青年当時に言った「一戦も辞さず」という発言の
バックグラウンドとなる条件について解釈を述べたものだと語った。

劉兆玄行政院長は、「馬英九総統の当時のこうした発言は、平和的な道筋が全て
断たれた後、最後の最後になって主権を守るためには『一戦も辞さず』と述べたものだと
考えている」と述べた。
また陳肇敏国防部長も、わが国の兵力には自信があるが、
「平和的手段が我々にとっても最もよい方法だ」と、平和的な解決を希望した。

★ ソースは、自由時報 [台湾] とか。
http://www.libertytimes.com.tw/2008/new/jun/14/today-p4.htm (中国語・繁体字)