【韓国】はデモ大国…他の威を借りる・妥協できぬ白黒心理・伝統文化 (黒田さん) [08/06/14]

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1星空φ ★
このところタクシーに乗り日本人と分かると決まって「最近のろうそくデモをどう思いますか?」と聞かれる。ソウル都心を連日、連夜、騒がしている米国産牛肉輸入反対の大規模な反政府デモのことだ。

「どうも分からんねえ。狂牛病は現実的な恐怖ではないのに韓国人だけが騒いでいるように見える。政府が国民に無理やり、食わせるわけではないのだから、原産地表記をちゃんとして、イヤなら買わず、食べなければいいんじゃないの?」というと
「いや、日本には生後20カ月以下の牛肉しか輸出しないことになっているのに、わが国には問題の30カ月以上のモノも輸出できるようにしてしまった。わが国の政府は米国になぜ日本並みを要求しないのかですよ」という。

「経済交渉だから他の利益を考え牛肉では韓国が譲歩したんじゃないの。食の安全性は重要だけど、毎晩、都心で何万人もデモをして政権打倒を叫ぶ問題かなあ」というと
「とにかく再交渉して日本並みにしてもらわないと困る。確かに米国産は食べなければいいわけですが、わが国の業者は輸入モノを国産と偽ったりよく消費者をだましてきましたからねえ。そのあたりは日本に比べまだまだですが…」という。

こちらは「日本だって最近、食の問題で消費者をだます事件が相次いでねえ…」というのをがまんし、最後は「いずれにしろ都心の交通をマヒさせるあのわがモノ顔のデモはかなわん。韓国の国際的信用度にもかかわるから早く静かにしてほしいよ」となる。

ソウルの都心にはロッテやプラザなど有名ホテルも多いため、デモの現場で右往左往する日本人の団体観光客をよく見かける。

あのデモは日本人観光客には格好の土産話だ。家族連れなどお祭り気分もさることながら、デモの市民 (?) が警備の警官隊に平気で襲いかかったり、モノを投げたり、警備車を引き倒そうとする大胆不敵さと、対する警備側の弱腰は話のタネになるだろう。

それにしても韓国人はデモ好きだと思う。韓国は“デモ大国”である。

これは昔からそうなのだが、近年は『1人デモ』などというのも流行だ。反対や要求などアピール事項を書いた大きな看板を首からぶらさげ、役所の前や交差点など街頭に黙って立っている。新聞社やテレビ局の前にもよくいる。

人びとはなぜデモをするのか。一言でいえば当事者同士の静かな話し合いではケリがつかないため、外に出て自分の主張を他人に訴え、外部の力を借りて問題を有利に解決しようとするからだ。

その背景には当事者同士の不信感の強さ、あるいは適当な線で妥協しガマンするのはイヤという欲張り心理、オレがオレがのいわゆる“ジコチュウ (自己中心)”的発想…などが考えられる。

“デモ大国”の韓国人にはそれが強いということになるが、彼ら自身よく使う言葉に『白黒論理』というのがある。『白か黒かで中間 (妥協) を嫌う心理』というわけで、その場合、デモをやって負けても「よくやった!」という満足感があるのかもしれない。

歴史的に見ても、日本統治時代の1919年に起きた『3・1独立運動』も大規模な抗日デモだったが、現代政治史の『4・3済州島事件』『4・19学生革命』『6・3日韓国交正常化反対』『5・18光州事件』『6・10改憲闘争』をはじめ、各種の政治的出来事はほとんどが反政府デモである。

これらの歴史を毎年、政府は記念式典で、マスコミは特集で大いにたたえ、教科書でも熱心に教えている。つまり政治的不満がある時はデモをしろと、国を挙げて教育してきた。だからデモは韓国政治の伝統であり基本なのだ。

と考えると今回も不思議ではない。ろうそくデモだって近年の流行スタイルだ。『変わらない韓国政治』として驚かないようにしている。

■ソース
【緯度経度】韓国人はデモが好き? ソウル・黒田勝弘
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/080614/kor0806140822001-n1.htm

(関連スレは >>2 またはそれ以降に隔離…不要の方は『ローカルあぼーん』推奨)