★高校生、日韓の未来へ懸け橋 4日に名古屋で平和シンポ
日韓の懸け橋になりたい−。愛知県と韓国の高校生らが4日、名古屋市千種区の愛知
中学・高校にタレントのユンソナさんを招き、平和シンポジウムを開催する。「未来志向で、
日韓関係を考えるきっかけになれば」。韓国からは24人が来日し、未来志向の意見交換を
目指す。
シンポを企画したのは県内の中高生十数人がメンバーの「“ハムケ=ともに”高校生平和
特派員」。2003年に結成され、韓国・全州市の韓国伝統文化高の生徒と年数回、相互に
訪問し、ホームステイなどで交流を深めている。
準備は昨秋からスタート。「08新歓フェスティバル」でシンポを開き、韓国の有名人を呼ぶ
ことになった。
全州市出身で両国の若者に人気があるユンソナさんに決め、ハムケ代表の名古屋大付属
高3年の鈴木君(17)=名古屋市千種区=が交渉した。
最初は、高校生の電話に所属事務所も取り合ってくれない状態だったが、鈴木君が毎日、
放課後に電話をかけ続け、仲間の約50人のメッセージも送った。
「日韓の懸け橋になりたい」という熱意と、粘り強い交渉が実を結び「出演OKです」。3月末、
シンポの打ち合わせで韓国へ向かう飛行機に乗る30分前のことだった。
韓国での打ち合わせは、連日深夜、時には朝まで続いた。「未来に向けて、自分たちは何を
したらいいか」。激論を交わす中で、鈴木君は「友情が芽生えている」という確かな手応えを
感じた。
シンポでは、鈴木君と韓国伝統高2年チェ・ソルさんが、ユンソナさんのトークショーの司会を
務め、愛知朝鮮高校の生徒が通訳する。鈴木君は「ハムケの友情の輪を広げたい。集まった
人が何かをやってみようという気になれば成果」と話す。
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http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2008050202008383.html(一部略)
※シンポは終了しています。