【マレーシア】下院選挙野党躍進の立役者、アンワル元副首相「中央政界復帰は5月以降」と見通し語る[03/21]

アンワル元副首相、本紙と会見　中央政界復帰は5月以降
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【シンガポール＝藤本欣也】
8日のマレーシア総選挙で躍進した野党勢力の有力指導者で、
野党第一党、人民正義党（PKR）の顧問を務めるアンワル・イブラヒム元副首相（60）が
クアラルンプールの事務所で産経新聞と会見し、
「有権者は変化を求めて投票した。経済政策、汚職、縁故主義、治安の悪化、
人種間の不和に対するNOだ。今、50年に一度の変化が起きつつある」と指摘、
引き続き野党間協力を維持し、与党連合に政権交代を迫っていく考えを示した。

被選挙権を回復する4月以降、下院補欠選挙に出馬し中央政界に復帰するとの見方については、
「（出馬は）早くて5月だ。現在の優先課題は他にある」と強調、
（1）野党勢力が州議会の過半数を制した５州の政権運営
（2）解散前の1議席から31議席に大躍進したPKRの党運営
−が喫緊の課題であるとの認識を示した。

先の下院選（定数222）では、統一マレー国民組織（UMNO）を中心とした与党連合が
過半数を維持したものの、59議席減の140議席に落ち込む一方、
PKR、民主行動党、全マレーシア・イスラム党の野党勢力が4倍増の82議席と躍進。
同時に行われた12州の州議会選でも野党側が5州で勝利した。
選挙前に野党間協力をとりまとめたのがアンワル氏だった。

野党第一党のリーダーとして首相への道が再び開けたことについて同氏は、
「マレー半島だけでみれば、野党勢力の下院議員数は与党連合と拮抗（きつこう）している。
選挙が公正に行われていたら（ボルネオ島を含めた）全マレーシアで私たちが勝っていただろう」
と自信を示した。選挙後、与党連合から野党側にくら替えを打診する動きも広がっているという。

また、野党勢力のペナン州新政権が、
マレー系住民優遇の「ブミプトラ政策」の撤廃を表明したことについては、
「人種を超えた貧困者救済政策を実施しようとしているのだ」と説明、
「私たちはマレー系の野党でも、華人の野党、インド系の野党でもなく、マレーシアの野党だ」
と民族対立再燃の懸念を打ち消した。

アンワル氏はペナン州出身。マハティール政権でUMNO副総裁や副首相を務め、
有力な首相候補とみられたが、マハティール氏と対立。
1998年に解任、逮捕され、2004年に釈放された。
権力乱用罪で有罪判決を受け、4月15日まで公民権が停止している。
（03/21 00:17）

★ ソースは、産経新聞 [日本] とか。
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/080321/asi0803210017000-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/080321/asi0803210017000-n2.htm

★ 関連スレ。
【マレーシア】下院総選挙、与党連合の国民戦線が過半数確保も大幅議席減　アブドラ首相の求心力低下は必至[03/09]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1205022611/　（dat落ち）
【マレーシア】アブドラ首相が再任、与党連合の議席大幅減で多難な船出　民族問題激化懸念も[03/10]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1205162960/　（dat落ち）
とか。

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