中国仏教協会常務理事や山東省仏教協会長を務める明哲(めいてつ)法師(84)=
青島湛山寺住持=が13日、弘法大師空海生誕の地の総本山善通寺(香川県
善通寺市善通寺町)を訪問した。
樫原禅澄法主(68)と対談した法師は空海への尊敬の念をあらためて示すとともに、
日中両国の友好と、両国仏教界の一層の交流促進を願った。
明哲法師とゆかりのある京都府の臨済宗大本山南禅寺の招きで今月初旬に来日。
ほかの僧侶や政府関係者ら九人とともに京都や奈良を歴訪し、これまでに比叡山
延暦寺や高野山金剛峯寺、東大寺、金閣寺などを参拝した。法師が総本山善通寺
を訪れたのは今回が初めて。
この日一行は、御影堂での読経や焼香の後、壁に仏の絵を描いた地下の暗闇の
通路を歩く「戒壇めぐり」を行った。法師は樫原法主との対談で、「日中交流の先駆者
でもあった空海を心から尊敬している」とした上で、「今後の両国の仏教交流のため
にも一度、中国に来てほしい」と訴えた。
ソース:四国新聞
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/locality/article.aspx?id=20080314000122