【韓国】李大統領、盧前大統領への「温かい心遣い」が話題に[03/04]

1 ：力士 ◆RiKiCQzWKY ＠力士庶Oφ ★：2008/03/05(水) 02:27:46 ID:???

★李大統領、盧前大統領に「温かい心遣い」が話題に

李明博（イ・ミョンバク）大統領の近ごろ相次ぐ盧武鉉（ノ・ムヒョン）前大統領に対する細やかな心遣いが目につく。

李大統領はハンナラ党の候補だった大統領選挙の際に盧武鉉政府を“失われた１０年”だと批判した。無能な左派
政権を終わりにし、実用的な政府を作るというのが李大統領の選挙キャッチフレーズであった。

しかし李大統領は就任以降、盧前大統領に対してとても気配りする様子を見せている。２日、朴宰完（パク・ジェワン）
政務首席を盧前大統領の私邸がある慶尚南道金海市烽下（キョンサンナムド・キムヘシ・ポンハ）村に送り、帰郷と
入居を祝う蘭の花をプレゼントしたのも李大統領のアイデアであった。

李大統領は１日午前、首席秘書官を任命した後の朝食会で「盧前大統領が烽下村に入居したのにお祝いの蘭の花
の一つも送らないといけないではないか」と述べ「そのまま配達で蘭だけを送らずに首席の中の誰か行く方が良い」
と直接指示した。

大統領就任式場で前職と現職大統領が離・就任のあいさつすることで全てを終えた前例に照らしあわせてみても
異例なことだ。

朴首席はこの日「李明博大統領が入郷のお祝いだとし、これからずっと健康であることを願うというメッセージを伝えた」
と述べ、「もしなにか不便なことがないか、もしあれば現政府が援助できることはないのか尋ねろと言われた」という
メッセージも伝えたという。

盧前大統領も「忙しいでしょうに遠くからお越しくださり感謝しています」とし「李明博大統領に２度お会いしましたが、
本当に人の気持ちを楽にさせる方ですね。印象が穏やかで温かかったです。気さくな方でした」と述べたという。

青瓦台（チョンワデ、大統領府）のある関係者は「離任する大統領に首席を送り新居への入居を祝うこと自体に
意味があると思う」と述べ「新政府とともに国民の統合と希望のメッセージを伝えなければならないという２人の
前・現職大統領の意志が含まれている」と説明した。

これに先立ち李大統領が就任する以前に、与野間の政府組織法改正交渉が難航していたときも二人は青瓦台で
電撃会見を行い、海水部廃止と統一、女性部存続で合意した。その際に当時の李次期大統領は盧大統領に
「ソウルに上京の際には我が家に泊まってください」と言い、好意を示した。

実はこの２人の縁は長い。現職大統領が政治的に初めて出会ったのは１２年前に遡る。１５代総選挙の真っ最中
だった１９９６年。ソウル鍾路（チョンロ）で互いに正面対決を繰り広げたことがある。

当時、盧武鉉候補は金大中（キム・デジュン、ＤＪ）前大統領が新政治国民会議を作った際に野党圏分裂に反対して
李基沢（イ・ギテク）総裁の新千年民主党に残り、政治の一番地である鍾路から出馬した。

新韓国党の候補として出馬した李明博候補は当時４万２３０票を得て国民会議の李鍾賛（イ・ジョンチャン）候補
（３万２９１８票）、盧武鉉候補（１万７３３０票）を破り当選した。

そのとき盧候補は「李明博候補の神話は不正腐敗と搾取の神話」だと批判し、李明博候補は「しゃべるのがうまい
政治屋より経済を生かすことができる経済専門家が必ず国会に入っていかなければならない」と強い批判も繰り広げた。
李明博大統領は政治に足を踏み入れた地方区での出馬で盧武鉉前大統領と出会い、盧前大統領は政治的な
賭けに出たソウルでの出馬で李明博と出会い落選したのだ。

この２人の政治家が１６代と１７代の大統領を立て続けに務めるとは誰も想像しなかった。米国の場合、４２人の
大統領のうち同じ地方区で激突した政治家がホワイトハウスを受け継いだ例はなかったという。

李大統領がこのように盧前大統領を格別な態度を見せるのは政権がスタートした初期から融和と国民統合の
イメージを作り出すためのものだと考えられる。特に理念を跳び越えた大韓民国の伝統の継承と国を盛り立て、
国民の利益発展を確かめ合うためのものだと受け取られている。

２人が作って行くこのような伝統がこれから私たちの政治史に新しい局面を作り出せるか注目される。

（中央日報　joins.com 2008.03.04 11:55:22）
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=96906&servcode=200§code=200