◆統一教会・文鮮明氏「全米・寿司ビジネス」の剛腕
■韓国では一大海洋観光リゾートを建設中 霊感商法の次はマグロ買い占め!?
韓国北東部、江原道にあるスキー場、龍平リゾート(通称ドラゴンバレースキー場)は、
日本で人気を博した韓流ドラマ『冬のソナタ』のロケ地として日本人にもよく知られる。
だが、その所有者が合同結婚や霊感商法などで知られた世界平和統一家庭連合
(統一教会)と関係があることはほとんど知られていない。
日本ではすっかり影を潜めた感のある統一教会だが、韓国では数々の有名観光地の
開発を手がけ、いまや大手開発業者として認知されている。
現在、統一教会の教祖、文鮮明氏が心血を注いでいると言われるのが韓国南海岸に
位置する麗水市の大規模リゾート開発である。
麗水市は4年後の2012年、万国博覧会の会場に決まった、韓国でも有数の
風光明媚な港町だ。
約2000億円の投資が必要といわれるリゾート開発なのだが、その巨額の資金は
一体どのように賄われているのか――。
統一教会の新たな資金戦略に迫った。
ソウル市内を流れる漢江を約60q遡ると、古びたダムに堰き止められた
清平(チョンピョン)湖という人工湖が現れる。
一般観光客には馴染みの薄い長閑な別荘地なのだが、なぜか日本人女性の姿が
頻繁に目撃されだし、地元で話題になっている。
彼女らが出没するのは、湖畔に立てられた「清心(チョンシム)国際病院」や
全寮制教育機関の「清心神学大学院」、そして8000人が一堂に会せる
「天宙(チョンジュ)清平修練院」という巨大な礼拝所だ。
いずれも、文鮮明(ムンソンミョン)牧師(88)率いる世界平和統一家庭連合
(1997年に世界基督教統一神霊協会から改名)、あの統一教会が、ここ数年
の間に建設した施設である。
教団は90年代に清平湖周辺の土地買収を始め、800万坪に及ぶ広大な土地を
手に入れると、この地を「清平聖地」と名づけた。
聖地建設のクライマックスは、修練院から約2q離れた長楽山(チャンナクサン)中腹
に聳える、ルネッサンス様式の白亜の聖殿だ。
正式名称を「天正宮(チョンジョングン)博物館」といい、教祖の文牧師を祭る教団の
中枢施設となった。
竣工した2006年6月には、3万人の信者の集まるなか、文牧師が「皇帝」に即位する
戴冠式と人宮式が挙行されたという。
これだけ多くの施設を建設する資金を、教団はいかにして捻出したのか。
全国霊感商法対策弁護士連絡会が集計した資料によると、日本での統一教会による
霊感商法の被害相談額は、06年だけで約40億円にのぼる。
国際合同結婚式に参加する人の数も増え続け、韓国での在留資格を有する日本人の
半数、約1万人が、韓国人男性と結婚した統一教会の女性信者であるといわれる。
一方、韓国での監視活動を続ける統一教対策協議会の李英仙(イヨンソン)
事務総長によると天正宮博物館の総工費は3800億ウォン(竣工した06年のレートで
約420億円)で、その建設資金は1世帯当たり320億ウォン(同レートで約35万円)の
信者の献金で賄われているという。
また、天宙清平修練院では毎週末に「祖上解怨式」なる儀式が催され、信者は
220代先までの先祖たちの怨念を、一代ずつ遡って解き放っていかなくてはならない。
すべての「修練」には約2000万ウォン(約220万円)の費用がかかるそうだ。
■「SAPIO」3月12日号、P91〜93を記者がテキスト化
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http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1144984450/ (※
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