与党インド系、防戦に躍起 マレーシアで選挙戦始まる
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3月8日投票のマレーシア総選挙の選挙戦が24日、始まった。
多数派民族マレー人主導の与党連合の優位は揺るがないが、
インド系住民によるマレー人優遇政策反対運動の顕在化が波乱要因。
批判の的となる与党連合内のインド系政党は防戦に躍起だ。
前回2004年の総選挙では与党連合が得票率64%、議席の91%を占めて圧勝。
インド系住民は国民の7.7%で、影響力は限られている。
しかし、与党連合内のインド系政党のマレーシア・インド人会議(MIC)と華人政党が
議席を軒並み減らせば、非マレー人全体の不満の広がりが鮮明になる。
マレーシア西部スンガイシプット小選挙区では、
MIC総裁のサミー公共事業相と野党人民正義党(PKR)候補のインド系同士がぶつかる。
サミー氏は「MICは全国で改選9議席を確保する」と強調するが、
マレー人優遇に反対するインド系住民組織、ヒンズー権利行動隊(HINDRAF)のMIC批判が
選挙戦に影響していると指摘。「HINDRAFはたった一万人の若者集団で、政党ではない。
インド系をミスリードしている」と訴えた。
だが、サミー氏支持のアブラヤシ農園のインド系労働者(49)も
「非マレー人が就職で不利になるのはおかしい」と話す。HINDRAFの主張は広がりを見せている。
(共同)
(02/24 19:05)
★ ソースは、産経新聞 [日本] とか。
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/080224/asi0802241903003-n1.htm