タバコ5カートンで拘留を免除?!公安が苦しい言い訳―中国
http://www.recordchina.co.jp/group/g14703.html 2008年1月10日、陝西省延安のある男性が、駐車料金が原因で警察に捕まり、拘留された。
ところが、男性がタバコ5カートンを渡したことで放免されたと、14日東方網が報じた。
10日朝、男性は勤め先の重役を延安空港へ送った。
空港に車が到着したところで、重役が知人を見つけたことで車を停めさせ、手荷物を持って
先にロビーへ向かった。ちょうどその時、空港の駐車場職員から車を指定された場所へ移動
するように指示された。
男性は重役の荷物をおろし、指示された場所に車を停め、荷物を持ってロビーへ向かおうとしたが、
駐車場職員に駐車料金を求められた。
男性は少し待ってもらえないか、荷物を届けてから支払いに戻るからと言い残しロビーへ急いだ。
ロビーの入り口に到着したところで、空港公安警察分局長に拘束され、派出所へ連行された。
事情聴取の間、友人に電話すると、「タバコの10カートンでも買ってやれば済むだろ」とのアドバイス。
分局長にタバコはいらないかと持ちかけ、結局3000元相当の外国製タバコ5カートンで手を打つことになった。
午後1時、ようやく解放されたが、分局長にタバコを渡す時、男性がそのやりとりを録音していたことで、
事件が明るみに出た。
記者の取材に対し、分局長はタバコを受け取ったことを認めたが、『治安処罰法』違反のかどで
男性を拘留したことについては正当だと主張、なぜ男性が自分にタバコを買って寄こしたのか知らないとし、
受け取ったタバコもすでに上司に渡しているのだから、この件とは何の関係もないと言っているそうだ。
(翻訳・編集/岡田)