米国のサブプライムローンのように信用能力が低い人が借りた韓国国内の住宅担保ローンの貸し出し規模が約34兆ウォン
(約4兆1170億円)と推定されることが、12日までに分かった。
韓国銀行のシン・ジソン金融安定分析局調査役は、「韓米住宅担保ローン市場の比較と示唆される点」と題する報告書で、
国内信用情報会社がまとめた住宅担保ローン利用者の信用等級分布図を基に推定した結果、昨年末時点で韓国の低信
用者に対する住宅担保ローンの貸し出し規模は、住宅ローン貸出残高全体の12−13%を占め、米国(14%)とほぼ同じ水
準にあるとの分析を明らかにした。
金融機関の種類別の、信用度が低い住宅担保ローンの規模は、銀行が19兆ウォン(約2兆3000億円)と住宅ローン貸出
残高全体(217兆ウォン=約26兆円)の9%にとどまっているのに対して、保険会社、貯蓄銀行など非銀行系金融機関の場合、
同貸出残高(59兆ウォン=約7兆1410億円)の25.4%を占める15兆ウォン(約1兆8150億円)に上っていた。
また、住宅ローンの延滞債権のうち、90日以上の延滞比率は韓国が50−70%で、米国(19.4%)よりはるかに高い。
このため、住宅ローンの不良債権化が進んだ場合、米国に比べ問題解決が困難な状況に陥る可能性がある。
ソース:朝鮮日報
http://www.chosunonline.com/article/20071213000010