>>49 (つづき)
その10年後、ベトナム戦争に勝ったベトナム人は、長年フランスの手先となってベトナム人
を搾取してきた華僑に出て行けと命じ、何十万という中国人が追い出された。世にいう
ボートピープルがそれである。
その点、マレー人はベトナム人ほど断固とした処置を取らなかった。出て行けといったが、
ただ放り出すのではなく、シンガポール島を用意してやった。マレーの人々の心優しさだろう。
今にして思えば、中国人に慈悲の心遣いなどまったく無駄だったのに。
(中略)
そんな歴史ある島を、いくら中国人の島というイメージを消すためとはいえ、アジアを蹂躙
した白人植民地主義者(注:トーマス・スタンフォード・ラッフルズ)を開祖のように祭り上げ
崇めるのはいかがなものだろう。
もっとも白人宗主国に媚び、その植民地に寄生して食いつないできた華僑の国にふさわし
いといえばいえるかもしれない。
(中略)
隣国とはマレーシア、インドネシアのことだ。それぞれが白人国家のころ、華僑たちは
白人の手先になってさんざ搾取してきた、そういう罪業がある。クウェートは決して他人事
ではないと。
華僑的南方拡大 アジアを揺さぶる団結力
http://members.at.infoseek.co.jp/kaz1910032/tak/100314.html