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ttp://file.chosunonline.com//article/2007/10/27/830404533867244549.jpg 米国与党の共和党が、北朝鮮とシリアの核コネクション疑惑を本格的に取り上げ、対北朝鮮政策においてより
慎重な態度を注文し始めたことから、今後の米朝関係に大きな影響があるとみられている。
共和党議員たちは、24日と25日の二日間にわたり開催された下院での聴聞会で、ライス国務長官やヒル国務
次官補に対し、「北朝鮮とシリアの核取引説」に関し米国務省が沈黙を守っている点について問い詰めた。共和
党のバートン議員は25日、ヒル次官補に対し、「北朝鮮がイランのすぐ隣にあるテロリスト国家シリアに核技術を
移転したという明らかな証拠があるのに、北朝鮮に対して(テロ支援国家解除などの)プレゼントを与えようとして
いるのか」と批判した。また共和党のロイス議員は、「北朝鮮が寧辺の核施設稼動を中断し、核プログラムはも
ちろん外国への核拡散を中断したとして、われわれを安心させることができるのか」と問い詰めた。
24日には共和党のタングレイド議員がライス長官に対し、「北朝鮮がシリアに核兵器や核関連物質を提供し
たとすれば、6カ国協議での合意に違反しているのではないのか」と質問した。下院外交委員会幹事としての資
格でライス長官から説明を聞いたレティネン議員は、「より多くの議員がこれらの情報を知ったとすれば、現在進
行中の北朝鮮との交渉について、さらに多くの心配材料となるだろう」と述べた。これに対しライス長官とヒル次官
補は、「北朝鮮による核の拡散は許すことができない」と原論的な発言にとどまった。
今年9月初めにイスラエルが爆撃したとされるシリアの原子炉疑惑施設があった位置が、爆撃直後には跡形も
なく消え去っていた衛星写真も公開された。
米国とフランスの商業用衛星写真提供業者によると、8月10日にシリア東部のユーフラテス川流域を撮影した
写真には、縦横およそ47メートル規模で建設中の原子炉と推定される施設(写真上)が見える。しかし、今月24日
に撮影された写真(下)にはこの建物が見えない。イスラエルによる爆撃が行われたのは9月6日。爆撃後にシリア
がこれらの施設を完全に取り除いたと推定される。
ソース:朝鮮日報
ttp://www.chosunonline.com/article/20071027000013