【中国】 嫦娥1号 打ち上げ後約30分で成功を確認 [10/24]

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360109Messer:2007/10/26(金) 00:10:18 ID:R4c3RUgw


<<<< 長征 VS H2A >>>>>

>>349 に補足します。

長征シリーズとH2シリーズの打ち上げ能力は大体拮抗しており、比較は大きな意味がない。
「かぐや」は「じょうが」よち1トン近く重量が大きいが、だからと言って、H2A13は長征3
より上、というわけでもない。いずれも5トン程度の打ち上げ能力がある、と言った方が
適切です。
それよりも大きな相違は、長征シリーズの第一段に使用されるYF20シリーズエンジンは、
四酸化二窒素(酸化剤)とジメチル・ヒドラジン(燃焼剤)を使用する点。
これは、古い技術のエンジンで、主にミサイルに使われたもの。
従って「枯れた技術」という評価は正しい。
しかし、最大の問題は、このどちらも強い毒性を持っており、劇薬物に指定されている、
という点です。
従って、発射台近辺の環境破壊が酷く、分離されたブースターが地上に落下した場合、
容易に近寄ってはならない、とされている。
長征の全シリーズの第一段に使われているYF20Bは、かれこれ、1970年代に開発・配備された、
東風5型のブースターエンジンで、既に40年近くも前のものです。
これで、今回の「じょうが」も打ち上げる事が出来たのだから、むしろ敬意を表すべき。

H2AのLE7と、長征3のYF20Bの、第二の大きな相違点は、LE7の比推力は1.5倍あり、
このため、全備重量約300トンのH2Aの打ち上げに、LE7は一基であるのに対し、
約350トンの長征3型の打ち上げには、YF20Bが4基、搭載されています。
同程度のペイロードの打ち上げを行うのに、長征には、より多くのエンジンが必要。
小推力のエンジンを多数束ねて使用する方式は、旧ソ連のボストーク方式から来ている。

当然ですが、小推力エンジンを多数束ねて使用するよりも、一基で大推力を出す事の方が、
技術的には、より大きな挑戦となる。
それは、倍のエンジンに倍の燃料流量が必要で、燃料移送ポンプは倍の性能が必要となる
また、燃焼温度、燃焼圧力も全て、大きく増加するので、エンジンの熱的・強度的状況は
より過酷となる。
H2Aは、少ない打ち上げ回数の中で、それをクリアして来たという事です。

液体酸素・液体水素エンジンの長所は、従来ヒドラジン系やケロシン系の
ものより比推力が大きいという点であるが、流体の比重が小さいので、
燃料タンクの容積が大きくなる、という点があります。
移動式発射台に搭載されるミサイルには、不向きでしょう。

ところで、「じょうが」の打ち上げには、JAXAの役員も招待されている。
中国はNASAの国際宇宙ステーション計画に参加したがっているが、
衛星破壊実験のおかげでNASAは難色を示しているらしい。
そこで、ISSの有力メンバーの一人であるJAXAの賛同を得たい、
というところであろう。
361109Messer:2007/10/26(金) 00:31:58 ID:R4c3RUgw
>>360 補足です。

>>360は、あわてて書いたので日本語が少し変ですが、私は日本人ですw

さて、LE7は排気に塩素系ガスを出すので、環境破壊が問題である、
との書き込みが、前にあった様な気がするが、それは、故意のデマか、
あるいは、固体燃料ロケットと混同しての事と思われる。
固体燃料には塩素が混入されているので、これが燃焼して毒性が高い
塩素系化合物が出来、空中に拡散されるという問題がある。

液酸・液水を燃やして出来るのは、水であるから、何の心配もない。
排気も、真っ白い水蒸気、です。
シャトルのメインエンジンなど、主に大推力エンジンに使用される。
世界的に見て、液酸・液水ロケットは、まだ、少数派なのです。
理由は大推力に伴い、燃料流量増と、エンジンの熱負荷・荷重負荷などが
非常に大きくなる点、機体が大型化する点、およびタンクの冷却が必要になる点、
です。
冷却が落ちると、たちどころに沸騰してしまうので、取り扱いが難しい。
このため、移動容易性や即時応射能力が求められる軍用ミサイルには不向き。
いちいち、冷却なんか、やってられないというところ。
特に核弾頭ミサイルには、危険性が小さい枯れた技術が求められるので、まだ、
どの国も経験が浅い液酸・液水燃料を大型ミサイルに適用するまでには至っていない。
362109Messer:2007/10/26(金) 00:34:06 ID:R4c3RUgw
>>1 打ち上げ後約30分で成功を確認

まあ、衛星が故障しても、黙っていればバレる可能性は非常に低いからね。
誰にも見える打ち上げ風景が、上手く撮れれば、一応成功、なんじゃないの!?
363<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2007/10/26(金) 00:35:50 ID:pCnJV1HF
>>361
>このため、移動容易性や即時応射能力が求められる軍用ミサイルには不向き。
>いちいち、冷却なんか、やってられないというところ。

燃料は違いますが、北朝鮮のボロミサイルは冷却が必要だった気が…w
364八八空域防衛空軍 ◆JASDFI21fY :2007/10/26(金) 00:45:54 ID:W61FMHKN
液酸液水エンジンについて誤解しているようだが…

液酸液水エンジンは、燃焼ガスの質量が小さいので、推力は稼げないです。
そのぶん、燃焼圧を高めて、ガスの噴射速度を上げてやらないと行けない
わけですが、このためには大量の液体水素をエンジンに押し込むターボポンプが
必要。コレが液酸液水エンジンを難しくしている、大きな原因の一つです。

冷却については、液酸でも必要なので、大した問題ではないですよ。
液酸ケロシンはいろんな国で使われていますし…
365<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2007/10/26(金) 00:53:02 ID:cnVjxdQV
ケロシンは液体水素よりも比推力(燃費みたいなの)は悪いが、
重量あたりの体積が断然小さいのでタンクを小さくできて有利だそうですな。
液体水素の場合断熱タンクにしなきゃならないのが、ただのタンクでいいのでさらに有利。
366<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2007/10/26(金) 01:15:00 ID:v3F2cqYt
・・・LE7じゃなくて7Aね。
367109Messer:2007/10/26(金) 01:22:23 ID:R4c3RUgw
>>364 レス、どうも。

いやいや、違う。推進剤の選択では、出来るだけ発熱量が大きく、出きるだけ、軽いものを
選ぶ。いくら推力が大きくても、重ければ、推力重量比は小さくなり、その分、ペイロード重量
を下げなければならなくなりますよ。それでは、ロケットの性能は上がらない。
比推力=推力/燃料重量流量、ね。

それで、化石燃料より軽い水素を使用するという技術が開拓された。
ただ、>>365も言っている様に、かさ張るのでタンクが大きくなり、
更に断熱構造を持たせなければならない、という欠点がある。
ケロシンの場合、その点で有利という事です。


368<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2007/10/26(金) 01:47:19 ID:gyxqrGY4
>>361
>固体燃料には塩素が混入されているので、これが燃焼して毒性が高い
>塩素系化合物が出来、空中に拡散されるという問題がある。

酸化剤として過塩素酸塩が使われているのであって「塩素(単体)」の混入ではない。
このあたりのニュアンスがおおざっぱすぎる。
排気ガスに含まれる塩素化合物の主たる成分は塩化水素だろう。
「毒性が高い塩素系化合物」という書き方もおおざっぱすぎ。
塩素系化合物の大気への放出が懸念されるのはオゾンの破壊が理由であって、
毒性のためではない。

>排気も、真っ白い水蒸気、です。
ロケットの打ち上げをよく見ていればわかるが、シャトルのSSMEもH2AのLE-7Aも
真っ白い蒸気など吐かない。
そもそも水蒸気は目に見えないものをいうのであって白く見えるのは湯気である。
シャトルやH2Aの打ち上げで見られる白い煙は蒸気ではなく、固体ブースターの
排気。
369<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2007/10/26(金) 01:59:53 ID:gyxqrGY4
>>367
>化石燃料より軽い水素を使用するという技術が開拓された。
開拓されるも何もロケットの理想的な化学燃料が液酸液水であることは
ツォルコフスキー以来の常識です。
370109Messer:2007/10/26(金) 02:28:26 ID:R4c3RUgw
>>56 中国のロケット開発の失敗の歴史は、お前も知らないだろ??

ソユーズで有人飛行を行ったのは、どうもおめでとうございます。

5−6件しかない、中国の宇宙開発の中で、一番、光るものです。

長征3型もソユーズも、既に30年以上の古い歴史があり、熟成された技術が

ベースだから、成功した。

ただ、これは古いから、あまり羨ましいと思う人は居ないかも知れない。

インドは、ソユーズやフレンドシップの様なアブレーション式ではない、

全く新しい帰還船を考えているようだね。

そこのところをご注意して下さい。

日本は、これまで、衛星探査ばかりをやって来て、輸送系は疎かになっている

のは確か。

ご忠告、どうも有難うございました。

>>368、自分の説明も、相当、大雑把じゃないですかw


371<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2007/10/26(金) 02:43:14 ID:cnVjxdQV
>370
ソユーズちゃうでー
神舟、アレは相当手ぇ入ってる。

>ただ、これは古いから、あまり羨ましいと思う人は居ないかも知れない。

「古い」じゃない。「枯れた」

そして工学において「枯れた」はほめ言葉。
372<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2007/10/26(金) 02:45:34 ID:4PIGDmUV
>>320
ワイヤーで引っ張っているから、
牽引装置のところまでは、確実に上昇する。
映像処理に関しては、一昔前のジェリー・アンダーソンや円谷の技術よりも進んでいる。
373109Messer:2007/10/26(金) 03:29:35 ID:R4c3RUgw
>>333 いや、違う。

今回使用されたロケット長征3A型は3段ロケット。単段ではない。
第一段に使われるエンジンは、>>360に関連情報を示したが、
推力、比推力ともにLE7Aの2/3程度しかない非力なエンジンなので、
4基束ねて推力増強を図っている。

ロケットもエンジンも、もう30−40年近く前の代物なのだが、
中国は、もうそろそろ、LE7と同レベルの1000KNクラスの新しい
エンジンを造ったらどうだ?と言いたい。

>>371 すまん、間違えた。
ソユーズ改、ね。


中国の宇宙開発を、必要以上に軽視するのは危険だが、必要以上に高く評価するのも

同様に危険。何でも許してしまう事になり兼ねない、と危惧する。
374<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2007/10/26(金) 03:38:40 ID:cnVjxdQV
>373
高く評価する分には構わないと思っている。




軍人は予算ほしさに仮想敵国の装備を過大に見積もる傾向があるそうだ。
・・・ナニをいいたいかはわかるだろ?
375109Messer:2007/10/26(金) 03:48:50 ID:R4c3RUgw
>>374 「アメリカの軍産複合体は、ソ連を敵にしておく必要があるのだ」とは、
キューバ危機の時のソ連の駐米大使の言葉だったか。

対立構造を演出して兵器産業の飯の食い種を作る、というのはありますね。

ただ、反面、弱気が起きた人がそれを本気にして、容易に妥協的になったり、

朝貢野郎が支援をダダ漏れさせてしまう、なんて事もあるから要注意、

と言いたいのよね。

負けてもいないのに白旗を揚げるのは、愚かであるだけでなく、危険です。

白旗を上げた方は、勝っていようが負けていようが、武装解除され、虐殺されて

てしまいます。
376<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2007/10/26(金) 04:16:07 ID:oPrvSeiu
109Messer氏はなんか、中途半端に文章を読んでるな。

支那のロケットがヒドラジンからケロシンに移行すれば、
固体燃料の補助ブースターを持つH-IIAの方が、逆に環境破壊と言われかねんと言えば、
LE-7で塩素系ガスは出ないとか。

長征は単段で補助ブースターはいらないという文章に、
長征は単段ではなく3段式だとか。
377<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2007/10/26(金) 10:02:11 ID:gl7f36+i
最初から結論決めてる人にはなに言っても無駄w
378<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2007/10/26(金) 10:03:12 ID:jBS52LZj
> ヒドラジンからケロシンに移行すれば

それが出来るのかどうかが問題。
ロケットのメインエンジンの開発はとてもコストがかかり、技術的にも難しい。
既にあるエンジンの拡大発展とかだとまだ楽だが、燃料体系を一新するとなると最初から再設計する
必要がある。
中国が長征ロケットを開発したときは、ソビエトから譲ってもらったICBMのエンジンを流用している。
中国が作ったのは上の胴体だけ。
だから、「胴体(ロケット)の開発開始がアメリカから科学者が戻ってきた後だから、長征はアメリカ
の技術で開発された。」と言っている松浦のBlogは誤り。
そして中国は既存のエンジンの改良はやってるだろうが、新規にロケットエンジンを作ったことがない。
だから世界的にも珍しいヒドラジン燃料の1段目を使っている。
中国の宇宙開発は、有人飛行など見た目は派手なのだが、メインエンジンを開発したことがないなど、
中核となる技術力に疑問があり、冒険の域を出ていないのではないかと言う疑問がある。
379<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2007/10/26(金) 10:18:06 ID:gyxqrGY4
>世界的にも珍しいヒドラジン燃料の1段目

そうかな?アリアン4やプロトンとか。

380<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2007/10/26(金) 11:37:23 ID:jBS52LZj
>>379
アリアン4とかは、いまは打ち上げてないロケットだろうが。
過去のものを引き合いに出すのなら、ICBMなんてほとんどがヒドラジン系だったし、数は液酸液水系よりも多いだろう。
ただし、軍用ならいざ知らず宇宙開発用のロケットの1段目としてヒドラジンを用いるのは問題が多い。
大部分の国は、ヒドラジン以外の燃料を使用するロケットエンジンを開発してそれに移行している。
だから中国がいまだにヒドラジン系のロケット一本槍なのは、他の燃料を用いたロケットエンジンの開発が出来ないから
ではないかと言われているわけだ。
381<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2007/10/26(金) 15:12:22 ID:+MVr9orq
>>379
韓国のロケットも、やはりヒドラ人だったか。
382<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2007/10/26(金) 20:42:33 ID:6c5LG014
>中国が長征ロケットを開発したときは、ソビエトから譲ってもらったICBMのエンジンを流用している。
>中国が作ったのは上の胴体だけ。

( ゚д゚)ポカーン…

>だから、「胴体(ロケット)の開発開始がアメリカから科学者が戻ってきた後だから、長征はアメリカ
>の技術で開発された。」と言っている松浦のBlogは誤り。

( ゚д゚)ポカーン…

>そして中国は既存のエンジンの改良はやってるだろうが、新規にロケットエンジンを作ったことがない。

( ゚д゚)ポカーン…

>メインエンジンを開発したことがないなど、
>中核となる技術力に疑問があり、冒険の域を出ていないのではないかと言う疑問がある。

( ゚д゚)ポカーン…

中国憎しの東亜+とは言え、どんだけデタラメ妄想を積み上げてんだよ・・ (´・ω・)y─┛~~
383<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2007/10/26(金) 21:26:59 ID:4PIGDmUV
>>382
中華ソースでもいいから、ソースをw
384109Messer:2007/10/26(金) 22:08:31 ID:JY0NYC5C
>>376 何はともあれ、レス、さんきゅ。

しかし、相手の文章も、相当、半端である事を忘れないでくれ。

さて、長征もH2Aも、どちらも場合によってSOBを付けたり付けなかったりする。

今回はペイロードに余裕があったので付けなかったのではないか?

それに、ケロシンに移行しても、同程度かそれ以上のブースターが必要ではないか?

日本でも、LE7に移る前、H1では液酸/ケロシンエンジンで頑張っていたが、

打ち上げ重量が増加するにつれ、ブースターを付ける事は多くなった。

理論上は、ケロシンエンジンの比推力は液酸液水エンジンより低いから、

返ってブースターに頼る局面は多くなるのでは?

どうですか?
385109Messer:2007/10/26(金) 22:58:59 ID:JY0NYC5C
>>381 韓国は、まだ、実際に打ち上げたものが無いが、2015年打ち上げ予定の

KSLV3には、第一段目にロシア製のアンガラ汎用モジュールが、第二段に韓国自製の
液体燃料ロケットエンジンが使われます。どちらも、液酸・ケロシンエンジンですよ。

韓国の場合、地上テストがなされた段階で、まだ実績はありません。

蛇足ですが、現在、JAXAではGX用エンジンに液酸・液化天然ガス・エンジンが候補に挙がって

いて石川島播磨重工で要素技術試験が行われているが、JAXAでは韓国がやっている液化天然ガス・エンジン

に注目しており、文献などを集めて調査対象としている。

LNGだとISPも容積効率も液酸・液水より良い、らしい。
386<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2007/10/26(金) 23:27:14 ID:8jls+8uR
NHKはじめ各メディアは、いい加減・偏向・歪曲・ねつ造・デタラメを止めて、
公平公正に中国のやったデブリ問題もバシバシ報道しろよ!!
------------
568 :名無しさん@八周年 [] :2007/10/26(金) 16:45:24 ID:VPaZWUs00
中国の作ったデブリが宇宙ステーションと激突する軌道ムービー
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070202_debris/

中国が先月の2007年1月11日に高度800キロメートルの軌道上にある気象観測衛星を
地上から発射した弾道ミサイルで攻撃、その破片(デブリという)が衛星軌道上を
ぐるぐるまわっており、そのうち追跡可能なデブリは517個。そしてこのデブリと
国際宇宙ステーション(ISS)が激突する可能性が非常に高いということを
シミュレーションした驚愕のムービーが公開されました。
387<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2007/10/26(金) 23:46:34 ID:6c5LG014
新型長征の話なら、そもそもケロシンはブースター用ですよ。 
 >ケロシンに移行しても、同程度かそれ以上のブースターが必要ではないか?


ところでメインは50トンの水素x2基で、ブースターとしてケロシンが4本。
実は新型長征の構成は、H2Aとちょっと似ているね。

離床推力では メインに50x2=100トンの水素エンジン、
4本構成ならブースターで480トンまたは960トンのケロシンで、
これはSRB-Aを2本または4本より少し多い。
上段もLE-5の半分の推力の水素エンジンを2基と、これまた類似。

ケロシンは固体ブースターよりもマシな比推力で、推力も適切に設計しており、
タンクも大型な点などで、ペイロードはH2Aよりずっと優れているようだ。

全体として、エンジンを小分けしてクラスタを上手く利用しており、
また水素とケロシンを上手く組み合わせてもおり、
「日本も本来こうありたかった」とでもいえるような”後出しジャンケン”の旨みがある設計だ。

液水よりも容積効率が悪い方式はまず無いだろうが、
LNGがISPで液水を上回っているとはこれいかに?
韓国のLNGはその分野に強いロシアの技術主導だと聞いたが。
388八八空域防衛空軍 ◆JASDFI21fY :2007/10/26(金) 23:56:33 ID:b3g3KMMR
>>384
SOBって何?
H2Aについては、LE-7だけでは離床できないですよ。

出直して来いよ、くそったれw
389<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2007/10/27(土) 00:02:37 ID:UC8TT78t
おそらく、ストラップオンブースターではないか、と。
小さいやつ。
文脈からみて、小型ブースターで微調整する必要が無かった、ということでは
390八八空域防衛空軍 ◆JASDFI21fY :2007/10/27(土) 00:14:51 ID:2cU4ry6D
でも、いずれにしろH2シリーズは、ブースターなしでは離床できないでしょ…
LA-7一発の推力はSRB-Aの半分以下、SSB一対と比べても弱いわけで…

その上で液酸液水エンジンを使うことのメリットが解らないなら、黙っておけと小一時間…
391<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2007/10/27(土) 00:25:20 ID:v/S8Nrq8
エンジン一機と二機じゃあわけが違うと思うのだが。
中国製LH2/LOXエンジン2機とLE-7Aが似ていると言われても。
392<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2007/10/27(土) 01:07:59 ID:UC8TT78t
ロケットの世界ではクラスタ化はスマートなソリューション。
偉大なるツィオルコフスキー博士の考案になるぞ。
単純に並列させるものと、ロシア伝統の内部クラスタ化などがある。
日本もH2Bでクラスタ化に乗り出す予定。

長所は、大型エンジン設計の能力不足を補えること、
同一エンジンの大量生産で低コストが見込めること、
数量を調整し、フレキシブルな構成が可能になること、
1基が停止しても残りで上がれる可能性があること、
などなど。

短所は、トータルでは重くなりがちなこと、
多すぎると制御が困難になること、
などなど。
393<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2007/10/27(土) 01:22:46 ID:v/S8Nrq8
今まで20年近く前のエンジンをずっと使ってきて、
今までと全く違うエンジンを作ってそれをクラスタ化するというのに
無理があると言うこと。H-IIBでLE-7Aのクラスタ化に取り組むわけだが
LE-7A自体は13機すべて問題は起きていない。(F6もSRB-Aが原因なので)
394<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2007/10/27(土) 01:27:13 ID:AhoDijsh
★今週の2ちゃんねるトップニュース★


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395<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2007/10/27(土) 01:33:52 ID:D5xb6+oy
>>384
>>打ち上げ重量が増加するにつれ、ブースターを付ける事は多くなった。

H-1は無論、N-1やN-2もすべてブースター付きでは?
無くとも性能が落ちるだけで、上昇できたかもしれんが。
396<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2007/10/27(土) 01:43:26 ID:D5xb6+oy
>>393
ところでH-IIBなんて作って日本は何を打ち上げるつもりなのかね?
現状ですでに必要以上の能力があると思うが。
そんな事より現状の打ち上げペースの低さをなんとかしてほしい。
1年に5,6機打ち上げるペースになれば・・
需要が・・ってなら逆に需要を作ればよい。
397<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2007/10/27(土) 01:59:26 ID:+KsDpMGS
HTVだろ
398<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2007/10/27(土) 04:27:58 ID:7BCUwW0s
>>396
漁業権がね。。。漁期には、休止せざるを得ないし。。。種子島にある以上難しい問題だわ('A`)
(もっともその前に全体の予算が。。。)
399<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2007/10/27(土) 09:54:02 ID:UC8TT78t
中国はクラスタ化に経験があるからね。
日本はメインエンジンのクラスタ化は初めてだったかな?

H2Bそれ自体の目的はHTVだが、
理屈の上では1本の推力240トンの液体ブースターが可能になる、
という意味もあるかな。 水素でLRBの計画は無いようだが。

長征5号では、ブースターがケロシン(120トン)4基 or 8基ということだが、
日本もLE-7AでLRBを作れば120トンを2基・4基・8基という構成が可能だな。
400<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2007/10/27(土) 10:23:09 ID:ZM9+4h2m
中国、ロケットの残骸が民家直撃 2007年10月26日21時42分
http://www.asahi.com/international/update/1026/TKY200710260345.html
>香港の人権団体「中国人権民主運動情報センター」は26日、中国初の月探査機「嫦娥(じょうが)1号」の
>打ち上げロケットの残骸(ざんがい)が民家を直撃し、中国政府が2万元(約30万円)を賠償したと伝えた。
>24日、嫦娥1号の打ち上げから約12分後、貴州省福泉市の山間部でロケットの残骸が民家とトウモロコシ畑に落下した。
>当局は同市など300平方キロメートルの地域の住民約20万人を避難させていたため、けが人はなかったという。

               . -―- .      やったッ!! さすが宗主国様!
             /       ヽ
          //         ',      日本にできないロケット打上げを
            | { __朝__  |        平然とやってのけるッ!
        (⌒ヽ7´        ``ヒニ¨ヽ
        ヽ、..二二二二二二二. -r‐''′     そこにシビれる!
        /´ 〉'">、、,,.ィ二¨' {.  ヽ     _ _      あこがれるゥ!
         `r、| ゙._@,)Y´_@_l′ )  (  , -'′ `¨¨´ ̄`ヽ、
         {(,| `'''7、,. 、 ⌒  |/ニY {      TBS     \
           ヾ|   ^'^ ′-、 ,ノr')リ  ,ゝ、ー`――-'- ∠,_  ノ
           |   「匸匸匚| '"|ィ'( (,ノ,r'゙へ. ̄ ̄,二ニ、゙}了
    , ヘー‐- 、 l  | /^''⌒|  | | ,ゝ )、,>(T,`!i!}i!ィT,) |人
  -‐ノ .ヘー‐-ィ ヽ  !‐}__,..ノ  || /-‐ヽ|   -イ,__,.>‐  ハ }
 ''"//ヽー、  ノヽ∧ `ー一'´ / |′ 丿!  , -===- 、  }くー- ..._
  //^\  ヾ-、 :| ハ   ̄ / ノ |.  { {ハ.  V'二'二ソ  ノ| |    `ヽ
,ノ   ヽ,_ ヽノヽ_)ノ:l 'ーー<.  /  |.  ヽヽヽ._ `二¨´ /ノ ノ
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401<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2007/10/27(土) 14:48:42 ID:v/S8Nrq8
>>399
クラスタ化の経験もたしかに必要だが
その一機の一機の信頼性がどの程度かが一番重要だ。
その点で見ればLE-7Aは成功率100%でLE-7と7A両方足したら95%の成功率
したがってLE-7Aのクラスタ化に成功したらエンジンシステムとしての
今時点での成功率は90.25%となる。LE-7Aだけ考えれば100%だが。
402モル ◆XsQHiuDZzI :2007/10/27(土) 15:56:52 ID:mbpCrIbp
>>361
>どの国も経験が浅い液酸・液水燃料を大型ミサイルに適用するまでには至っていない。

初期のICBMは液水酸素ロケットですがなにか、、、発射に半日かかるマッタリ最終兵器ですが。

余りにも使いがたいためにすぐにニトロ系の常温液体燃料に変わっていきました、
すでに衛星軌道を使って地球を半周しとんでもない方向から弾道弾を飛ばせる
ものまであるのでこれ以上射程の延伸を求めないとなると液水酸素ロケット
のICBM復活はありえないのでは、、。

燃料そのものは肥料工業があれば比較的安くできる物質、逆にソ連
崩壊後に大量に残されたミサイルの液体燃料を化学肥料に変えるなんて
こともやってる。

403<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2007/10/28(日) 01:43:10 ID:XPsggUji
>378
669 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2007/10/28(日) 01:40:17 ID:???
>>613
調べてから書く癖つけような。
ソ連から中国に渡ったロケット技術は、R-1とR-2,要するにA-4(V-2)の改良型。
短距離非核の電波誘導型。エンジンはアルコール液酸。硝酸ケロシンのR-12の
導入には失敗したらしい。
中国の宇宙開発が本格化するのは誘導システムの専門家の銭学森がアメリカから
帰国した1955年以降の話で、硝酸ヒドラジンの一段目及び二段目エンジンは
1970年に完成している。初期の中国の衛星技術は明らかにアメリカ系。
90年代初期に宇宙開発分野で中国とアメリカは大幅に接近したが、情報漏洩
がらみで90年代半ばには関係は冷え込み、代わりにドイツが接近した。
現在の中国の近代的な衛星技術はドイツからの流れ。
404<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2007/10/28(日) 13:08:14 ID:IAlxtJ0O
>>399
>>H2Bそれ自体の目的はHTVだが、
>>理屈の上では1本の推力240トンの液体ブースターが可能になる、
>>という意味もあるかな。 水素でLRBの計画は無いようだが。

ポンチ絵ではそういうのあったね。
第一段を3つならべたような増強型と、
H2Bの固体ロケットブースターを取り除いた信頼性向上型。

まあ、まだ、担当者の妄想にすぎないのだろうが・・・
405<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2007/11/02(金) 15:00:24 ID:Fm34MFJE
>>246
>>248
>一気圧ガス1Lで1万円くらいじゃなかったかな。

1モルで22.4万円。1グラムだと¥75kくらい。
1Kgで¥75M=7千500万円。
1トン運んで¥75G=750億円。
採算は厳しいかな?

406<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2007/11/03(土) 23:29:04 ID:BmlSwleR
>>357
連中は煽るのが仕事でその後の事は責任持ちません、つうか他人事のように責める側に回ります
407<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2007/11/07(水) 17:04:09 ID:Cv6nwi4x
速報!?
松浦晋也のL/D情報です。
本日(11/7)夕刻、かぐやからの月面ハイビジョン映像公開
http://smatsu.air-nifty.com/
408<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2007/11/13(火) 16:24:04 ID:J5EAA+9j
月面探査機「嫦娥1号」、45分間の音信不通…失踪か?―中国

11月13日11時28分配信 Record China


2007年11月12日、中国中央テレビの報道によると、10月24日に打ち上げに成功した中国の月面探査機「嫦娥1号」が45分の間、
地上との連絡を絶っていたことがわかった。これは月の運動軌跡の影響と見られるが、ここまでの長時間にわたって通信が
途絶えたのは初めて。関係要員は今後、衛星の運行状況を注意深く見守る模様。

今回打ち上げに成功した嫦娥1号による月の軌道周回は、中国の国家的プロジェクトで「嫦娥計画」と名づけられた月探査計画の
一環である。2003年3月1日以来、正式に開始された同プロジェクトは、現在は探査計画の段階にある。軌道周回、月面着陸、
サンプルリターンをすべて無人で、20年かけて行う予定。

なお「嫦娥(チャンアー) 」とは、中国の伝説で、月に住む仙女のことである。



最終更新:11月13日11時28分
409<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん
音楽は何時試聴できるか