中華民国:過去の功績は過ちよりも大きく、将来の利益は弊害よりも大きい
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高らかに「正名、憲法制定、台湾独立」を叫ぶ陳水扁・総統だが、
中華民国の辛亥双十革命建国記念日を祝うにあたり変化をつけた。
陳総統は、総統府に「台湾は国連に加盟する」と形を変えて台湾独立を呼びかける一方、
「国防演習」として軍事パレードを行った。これはなんと矛盾に満ちた光景だろう!
陳総統が「変わった建国記念日」を展開したのはどんな政治的意図があるのだろうか?
もしや「台湾は国連に加盟する」の意味するところは、中華民国の建国記念日が「台湾国」を
アピールする儀式になったとでもいうのだろうか?
もしやこの「国防演習」というのは、陳水扁が武力で「台湾国」を建国する能力を
既に持っているということを見せるものだとでもいうのだろうか?
(中略)中華民国は間違いなく不完全であり、生き残りはたやすくない。
しかし「中華民国が不完全」であることから「台湾国は完璧」という結論は導けない。
「中華民国の生き残りは困難」であっても「台湾国なら誕生し生きてゆける」という
答えを出すことはできない。
(中略)将来を見ても、「中華民国」の利益は弊害よりも大きい。
結局、国際社会の主流な考えは、「現状維持」の枠組みであり、
中華民国は現状に即しており、そのことが台湾の生存と発展の土台になっている。
中華民国は「台湾国」の利益を含み、代わることができるけれども、
「台湾国」の建国は中華民国が持っている利益に取って代わることはできない。
「中華民国」の存在は、対岸13億人の平和と利益の創造に貢献するだろう。
「台湾国」の建国は対岸13億人との間に仇の気持ちを準備させることになるだろう。
特に、中華民国は台湾で60年間に渡って真の生命共同体を血と汗によって作り上げてきたが、
はたして「台湾国」は、陳水扁たちの人間の口から垂れ下がる涎の国である。
実際に、「現状維持」という世界の枠組みの中で、台湾国はまったく誕生できないだろう。
民進党と陳水扁はどのようにして、この死産する台湾国を世界に踏み出させようというのか?
(中略)この「変わった建国記念日」は随所にでたらめと矛盾を見ることができる。
陳水扁は中華民国国慶節の壇上に立ち、国民に「台湾独立勢力の強まり」という
錯覚を与えようとした。陳水扁が中華民国の三軍を掌握し、台湾独立のための武力を
得たかのような錯覚を与えるのだ。このおろかさは、やはり狂乱じみていないだろうか?
この「変わった建国記念日」の後、陳水扁は再び壇の後方にある中華民国総統執務室に入り、
中華民国の税金によって与えられた種々の優遇を享受し続け、
中華民国の手厚い給料を得続けているのだ。
この「自らを欺き人を騙す」ペテンを陳水扁は既に8年近くも演じ続けている。
この先、もしかして謝長廷(*1)がさらにこれを演じ続けるとでもいうのだろうか?
★ ソースは、聯合報 [台湾] とかからはしょり気味に訳。
http://udn.com/NEWS/OPINION/OPI1/4047698.shtml (中国語・繁体字)
★ 訳注。
(*1) 2008年総統選挙における民進党の総統選挙候補者。
★ 関連スレ。
【台湾】 台湾で16年ぶりの軍事パレード 独自開新型ミサイルもお披露目 [10/10]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1192001034/ 【日本】 台湾軍事パレード、好ましくない=町村官房長官 [10/10]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1192008350/ 【台湾】16年ぶり軍事パレード、注目の巡航ミサイル「雄風2E型」公開見送り[10/10]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1192015866/ 【台湾】反米感情高まる? 米の圧力で公開せず 上海射程の巡航ミサイル [10/10]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1192024404/ とか。