軍事政権に対する僧侶の抗議行動が続くミャンマー最大都市ヤンゴン
(Yangon)で22日、自宅軟禁されている民主化運動指導者アウンサン・
スーチー(Aung San Suu Kyi)さんが、自宅前を行進する僧侶らを迎える
ため姿を現した。目撃者が語った。
普段は武装した警備当局がスーチーさんの自宅に通じる道路を封鎖
しているが、当局はやってきた僧侶ら約1000人に通行を許可した。
スーチーさんの自宅軟禁は過去18年間ほとんど解除されたことがなく、
こうした動きは先例がない。
目撃者によると、スーチーさんは午後半ば過ぎに、女性2人を伴って
自宅から姿を現し、通り過ぎる僧侶らに泣きながら敬意を表した。
話しかけたようには見えなかったという。
この日もミャンマーでは複数の都市で僧侶らによるデモ行進が行われた。
ヤンゴンでは、約2000人が雨のなかデモ行進した。1000人以上の僧侶が
祈りながらShwedagon Pagodaを目指して行進し、その後デモ行進が別の
パゴダに向かって行進するときには約1500人の人々が手を叩き、沿道の
人に笑顔を見せながら僧侶たちの後に続いていたという。
ヤンゴンではこのほかに2つのデモ行進があり、合計で700人が参加した。
数十人の私服の治安要員がビデオカメラを手にデモ隊と一緒に移動したが、
暴力は発生しなかった。
同国第2の都市マンダレー(Mandalay)では約1000人の僧侶がデモ行進
に参加した。マンダレーの抗議活動は午前中いっぱい続き、平和的に解散
したという。
ソース(AFP BB News)
http://feeds.afpbb.com/afpbbnews?m=45104 関連スレッド
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