【北朝鮮】脱北者が証言…「北朝鮮では食糧難や、性暴力の危険に晒されている」[9/16]

　北朝鮮の人権問題を考える集会が東京で開かれ、北朝鮮を脱出した
いわゆる「脱北者」の人たちが、みずからが経験した食糧難や女性差別
などの実態を証言しました。

この集会は、北朝鮮の人権問題に取り組む民間団体が開いたものです。
はじめに、１０年前、北朝鮮から韓国に脱出した女性が、みずからの経験
をもとに証言し、「北朝鮮では、女性が社会的に弱い立場におかれ、
強制労働に駆り出されたり、性的な暴力の危険にさらされたりしている」
と述べました。さらに、食糧難で食べるものが手に入らず、子どもが
捨てられて死亡する事態も起きていると述べ、人権侵害から逃がれる
手だては北朝鮮を脱出する以外ないと訴えました。続いて、昭和３８年に
帰国事業で家族とともに北朝鮮に渡った在日朝鮮人の女性が「日本に
帰りたい」と訴えた兄が強制収容所で死亡した経験をもとに、帰国事業
の現実をあらためて見つめ直すべきだと証言したうえで、拉致問題の
解決だけでなく、北朝鮮の人権侵害そのものの解決に取り組むことが
重要だと訴えました。

ソース（NHKニュース）※ソース元に動画あり
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/09/16/k20070916000123.html
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/09/16/d20070916000123.html
画像　http://www3.nhk.or.jp/news/2007/09/16/20070916000123002.jpg