「私の子供たちがベトナム語で‘ママ大好き’と言うのを聞きたいと思うのは度が外れた欲心で
しょうか?」
淑明(スンミョン)女子大アジア女性研究所が去る6月に実施した‘第1回母国語で書く私の
ソウル暮らし体験談’懸賞公募で優秀賞を受賞したベトナム出身のウォン・オッグムさん。
韓国に嫁入りしてから10年目であるウォンさんは8歳と6歳の子供たちが自分の母国である
ベトナムに対して無関心と偏見で一杯になったことを言うたびに胸が痛くなった。
子供たちはママの国の言葉であるベトナム語を一言も話せなくて、ただの一度行って来た
ベトナムに対しても良くない記憶だけを持っているからだ。
ウォンさんは「子供たちはますます育つというのにベトナム語でママと話し合うことができない
現実が本当に耐え難いです。子供たちを愛する心を韓国語では上手く表現出来なくて
歯痒かったり、韓国語だけで話し合ってみたら私の子供だが見知らぬ人のように感じられたり
します」と不満を表わした。
彼女は‘ママの権利’を自ら求めなければならないと思うが子供たちにベトナム語を教えるのは
自分の能力では力不足だと説明した。
大部分の韓国人夫と舅姑は妻と嫁女が孫たちに‘ママの国の言葉’を教えることを望まない
からだ。
彼女は「(夫と舅姑は)子供たちがベトナム語を学べば韓国語を習うのに差し支えがあって、
友達に差別と仲間外れにされるのではないかと心配をしています。韓国の言語と文化が
ベトナムより遥かに優れているという考えをするからです」と語った。
彼女は自分の舅姑も子供たちにベトナム語よりはむしろ英語を教えなさいと言ったと伝えた。
ウォンさんは家庭だけではなくベトナムの貧しさと戦争にだけ注目する社会によって子供たちが
ママがベトナム人ということを隠したがるのが心配だと打ち明けた、
ウォンさんが(子供たちに)半分はベトナム人という話をしてあげれば子供たちは「私は韓国人
であってベトナム人では無い」と反論して、ベトナム語を勉強すれば親戚と話すことができると
言えば「ベトナムは暑くて汚なくて行きたくない」と手を振った拒絶した。
それでも彼女は子供たちにベトナムがもう一つの母国だということを教えるために努力すると
決意した。
「子供が生まれたとき最初にママの優しい声を聞けば情緒が安定すると言います。生半可な
韓国語で子供と話さずにママの愛が一杯になった母国語で精一杯伝えれば、私の子供たちが
大きくなって韓国とベトナムの重要な橋渡しをする宝物になると信じています」
淑明女子大アジア女性研究所はソウル市女性発展基金の支援で手記を公募して、ベトナムや
中国など多くの国から韓国に渡って来た既婚女性移住者約50人が公募に応じた。
研究所は来る14日午後、校内の白昼年記念館で授賞式を開いてウォンさんなど10人に賞を
授与する。
▲聯合ニュース(韓国語)2007/09/09 05:20
<`한국살이 10년' 베트남 엄마의 소원>
<`韓国暮らし 10年' ベトナムママの願い>
`모국어로 쓰는 서울살이' 수상자 원옥금씨 사연
`母国語で書くソウル暮らし' 受賞者ウォン・オッグムさんの事情
"아이들마저 엄마의 나라를 창피하게 여겨 너무 안타깝죠"
"子供たちさえママの国を恥ずかしく思って余りに切ないでしょう"
http://www.yonhapnews.co.kr/international/2007/09/09/0604000000AKR20070908041900004.HTML WEB翻訳後に記者が辞書で修正、()内は補足