【台湾】ヴェネツィア国際映画祭のオフィシャルサイト、台湾作品を「台湾，中国」と表記　行政院が抗議[08/28]

1 ：～＾◇＾）＜誤訳あったらごめん。＠シャイニング記者。φ ★：2007/08/29(水) 01:18:54 ID:???

映画の出品国名が改ざんされる　映画祭に対して抗議
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第64回ヴェネツィア国際映画祭のオフィシャルサイトで、
「色、戒」(*1)など台湾から出品されている(*2)4つの作品の紹介で、
国の表示が「Taiwan, China」（台湾，中国）となっている。(*3)
行政院秘書長の陳景峻は昨日、既に映画祭に対して、
抗議と「台湾の出品」となるように求めるよう、現地に指示を出したという。
また行政院大陸委員会は、これは中国の黒幕が既に単なる国際芸術の場にも
入り込んでいることの表れだと考えており、強い不満を表明した。

今年のヴェネツィア国際映画祭は、まもなく30日に始まる。
しかし映画祭のオフィシャルサイトは密かに、「色、戒」、「天堂口」(*4)、
「幇幇我愛神」(*5)、「最遥遠的距離」(*6)の台湾4作品の出品国を
もともとの台湾から「台湾，中国」に変えてしまっている。

陳景峻はこのことについて、新聞局は映画祭に抗議を行う予定だとし、
台湾映画の受けるべき待遇と権益を維持することを努力すると語った。
彼はまた、誰もがMLBのピッチャー王建民は「台湾の光」であると知っているが、
中国のWebサイトはかたくなに王建民を「中国の名野球プレイヤー」とみなしていると例示した。
さらに、これらの行為は、中国がそのやり口を使わないものなどないことをあらわしており、
国民ははっきりさせる必要があると述べた。

しかし、「幇幇我愛神」のプロデューサー、蔡明亮は、次のように語る。
世界的には蔡明亮やこの作品の監督、李康生は台湾の監督と知られており、
むしろ制作する者に対しては、よい作品を撮ることが重要だという。

台湾の映画が国名変更の憂き目にあうのは、何も初めてではない。
わが国の映画「天辺一朶云」(*7)が2005年の第55回ベルリン国際映画祭で、
芸術貢献賞を受賞した際も、事務局がオフィシャルサイトでわが国の国名を誤植し、
新聞局のベルリン駐在のスタッフを通じてようやく直されたことがあった。

★ ソースは、自由時報 [台湾] とかからはしょり気味に訳。
http://www.libertytimes.com.tw/2007/new/aug/28/today-fo5.htm　（中国語・繁体字）

★ 訳注。
(*1) 李安（アン・リー）監督、英題は、「Lust, Caution」。
(*2) このうち、「色、戒」と「幇幇我愛神」はコンペティション部門。
　　　「天堂口」は招待作品。「最遥遠的距離」は国際批評家週間招待作品。
(*3) 下の画像参照。
(*4) 陳奕利（チャン・イーリー）監督、英題は、「Blood Brothers」。
(*5) 李康生（リー・カンション）監督、英題は、「Help Me Eros」。
(*6) 林靖傑（リン・ジンジエ）監督、英題は、「THE MOST DISTANT COURSE」。
(*7) 邦題は「西瓜」。前述の蔡明亮（ツァイ・ミンリャン）が監督。

★ 画像。（作品ラインナップのうち李安監督の「色、戒」の部分。下線部分が「台湾，中国」。
　　香港が「Hong Kong, China（香港，中国）」と表記されているのと同じようになっている。）
ttp://www.kissui.org/up/imgbox/img20070829011137.jpg　（英語版Webサイト）
ttp://www.kissui.org/up/imgbox/img20070829011159.jpg　（イタリア版Webサイト）