家政婦ホットライン設置へ=内務省
Date :2007-06-22
http://www.asiainfonet.com/index.php?pg=20&ac=20985&xpg=22 【プトラジャヤ】
虐待された外国人家政婦が危険な逃亡を図る事件が相次ぐ中、内務省は家政婦からの
苦情を受け付けるホットラインの設置を決めた。雇用者からの苦情も受け付ける。
また、雇用主の家政婦への待遇に関するあっ旋業者の管理責任も強化する。
あっ旋業者に最低でも3カ月に1度、家政婦の雇用先を訪問させ、虐待などの問題が
起きていないかチェックさせる。虐待していた雇用主だけでなく、虐待を見過ごしていた
あっ旋業者に対しても免許はく奪を含む罰則を科す。
ラジ・シェイク内務相は、インドネシア人家政婦の中には同国の駐マレーシア大使館の
場所も知らない者もいるとして、ホットラインの役割の重要性を強調した。
また雇用者に対しては、家政婦はインドネシアの地方から来ることもあるとして、寛容に
接するべきだと述べた。
クアラルンプールのインドネシア大使館は、主に虐待を受けた家政婦のための避難所を設けている。
4年前に大使館内にベッド75台を用意し、雇用主との紛争が完了し帰国の手続きが済むまでの間、
家政婦を保護している。
■ジャカルタのマレーシア大使館で抗議デモ■
マレーシアにおけるインドネシア人家政婦に対する虐待事件が増える中、ジャカルタの
マレーシア大使館前では20日、虐待に抗議する30人規模のデモが行われた。
デモにはコンドミニアムの16階の窓から脱走を図った家政婦の夫も参加。
デモ参加者の一人は、同家政婦が脱走を図った場面を大使館の建物のカベを使って
再現してみせた。
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